■鳥羽市長:中村 欣一郎
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、市政運営に多大なるご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。昨年は、市政施行70周年という節目を迎え、皆さまの温かいご支援のもと、様々なイベントや取り組みを実施することができました。また、市民一人ひとりが鳥羽の未来について考え、共に未来を創っていくきっかけとなりましたことは大きな成果であったと思っております。
さて、私が市長に就任して8年目を迎えました。少子高齢化や人口減少といった課題を抱える中、「地域共生社会の実現」を目指し、様々な取り組みを進めてまいりました。鳥羽駅周辺エリアを中心とした鳥羽の玄関口のまちづくりは、市民の皆さまや関係機関の皆さまのご意見を踏まえた新たなビジョンの策定が本格的な始動を迎えております。このまちづくりは、単なる都市の再生にとどまりません。地域住民が主体となり、住みやすく、活気に溢れ、そして災害に強いまちを創出していくことが目的です。新しいにぎわいを創る施設の誘致や、歴史的建造物の活用、そして地域住民が交流できる公共空間の整備など、多様で魅力に溢れた事業展開の選択が可能であると考えております。
また、持続可能な観光の推進も重要な課題です。観光客の増加に伴い、地域の環境負荷が増大する懸念も出てきています。そこで、海洋環境の保全や観光関連施設等の再整備など、地域住民との共生を図るための取り組みを強化していきます。さらに、教育の充実にも力を入れていきます。子どもたちが安心して学べる環境を整え、将来を担う人材を育成することは、まちの未来を築く上で欠かせません。これらの取り組みは、決して一朝一夕にできるものではありません。市民の皆さま、そして関係機関の皆さまと力を合わせ、一つひとつ着実に歩んでいくことが重要であると考えております。引き続き、皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今年一年が、皆さまにとって、そして鳥羽市にとって、素晴らしい年となりますよう心から願い、新年のご挨拶とさせていただきます。
■鳥羽市議会議長:河村 孝
新年、明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、鳥羽市議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
市民の皆様におかれましては、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、平素は本市議会の活動に対し、ご支援、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、昨年11月1日に鳥羽市は市制70周年を迎えました。鳥羽市がこれから10年、20年先まで存続していくためには、複雑多様化する人口減少・少子高齢化、防災・減災対策などの諸課題への対応は避けては通れない状況であり、二元代表制の一翼を担う議会の役割はますます重要になっていると感じています。
このような状況の中、鳥羽市議会では昨年9月に「鳥羽市議会サポーター設置要綱」を策定いたしました。この要綱は、市議会サポーターを設置することにより、鳥羽市議会の運営等に関し、市民からの要望、提言その他の意見を広く聴取し、市議会の運営等に反映させ、もって市議会の円滑かつ民主的な運営を推進することを目的としています。令和7年度よりこの取組を開始し、鳥羽市議会サポーターを10名ほど募集する予定です。募集の際には議会だより等でお知らせいたしますので、皆様奮ってご応募ください。
本年も市民の視点に立った信頼される開かれた議会であるように、また、市民の皆様が市政に関心を高めていただけるよう、市議会としましても、さらに努力してまいります。
最後に、本年が市民の皆様にとって、希望に満ち溢れた最良の年となることを心よりお祈り申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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