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久御山学園ニュース 36

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京都府久御山町

■「つながれ!くみやまっ子」II
前回の久御山学園ニュースでは、児童生徒の交流によるつながりについて紹介しましたが、今回は平和学習のつながりについて紹介します。

▽修学旅行の目的地を変更
「平和都市宣言」の町である久御山町の学校で学ぶ子どもたちが、小・中学校での平和学習を通して、平和への関心を持ち続け、命の大切さや人権尊重の意識を高めるため、修学旅行の目的地を、小学校は令和3年度から広島県に、中学校は令和4年度から沖縄県に変更しました。

▽小学校の平和学習
小学校の平和学習は、社会科・国語科・総合的な学習の時間などさまざまな教科を通じて探求を深めています。
今年度の6年生は、修学旅行前に、「平和とは何か」ということをみんなで話し合い、一人ひとりが「平和」についてさまざまな角度から考えたり、被爆体験伝承講話を聴いたりするなどの事前学習を行いました。
修学旅行当日は、平和記念公園で3小学校合同の平和集会を実施し、原爆ドームや平和記念資料館などの見学を通して、原爆の被害や戦争の悲惨さなどを実感することができました。
さらに、修学旅行後は、一人ひとりが平和の大切さについての学びを深めた内容を発表しました。

▽中学校の平和学習
中学校でも、社会科や総合的な学習の時間などで、平和学習を行っています。
修学旅行の事前学習として、世界の平和についての取り組みや、第二次世界大戦時の京都府や久御山町についても学習しました。
そして、沖縄県営平和祈念公園にある資料館や平和の礎いしじなどを見学し、戦争が人々に何をもたらしたかを体感しました。被害を受けた人たちの悲しみや苦しみを感じた生徒の振り返りには、「二度と戦争をしてはいけない」、「今の平和な日常に感謝したい」など、強く平和を願う気持ちが表現されていました。

▽学びをつなげる
令和6年度は、小学6年生の時に、広島県で平和学習を行った子ども達が中学3年生となります。実際に見聞し、感じ学んだことを土台として、沖縄県でも戦争の恐ろしさや悲惨さを感じることによって、平和を願い行動する力が更に強くなっていきます。
久御山町で学んだ子どもたちが、戦争を含むあらゆる暴力を否定し、平和の大切さを発信してくれることを期待しています。

問合せ:学校教育課

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