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特集 だから、ここで。(2)

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京都府久御山町

◆新たな賑わいをつくる人たち
久御山中央公園は、木々が生い茂り、遊具がある普通の公園です。普段は、ゆっくりとした時間が流れ、決して賑わっているとは言えません。
しかし、そこには新たな賑わいが生まれています。

▼これからの公園の『かたち』
「久御山町で生まれて良かったな、楽しかったなって子どもたちに思ってもらえれば」そう話すのは、KUMIDAN(くみだん)で団長をつとめる平野典子(ひらののりこ)さん。

▽実証実験で新たな賑わい
KUMIDANは、久御山中央公園を楽しく活用する住民主体の団体で、イベント『まちのがっこう』の企画・運営を担っている。『まちのがっこう』は中央公園再整備に向け、これからの公園のあり方や使われ方を考えるためにスタートしたイベントで、令和2年に始まった。毎回千人以上が来場し、普段静かな公園に新たな賑わいが生まれている。

▽人と人とのつながりが嬉しい
「京都市に住んでいたときは毎日近くの公園に行っていたくらい公園が好きなんです。でも、実はKUMIDANのメンバーには公園が嫌いな人もいて、それはそれで色んな視点があって面白い」とさまざまな人が関わることで、みんなが楽しめるイベントとなっている。
とにかく人が好きだという平野さんは、「イベントじゃない日に子どもたちが出演した人を見て、『あっ、ステージの人や』って言ったことがあって、それがすごく嬉しかった」と人と人との間につながりが生まれたことに喜びを見せる。

▽ふらっと使える公園に
「別にイベントという形にこだわっているわけじゃなくて、みんなに楽しかったなって思ってもらえればそれでいいかな」と話す一方、「みんなのやりたいことが、だんだん形になっていくのが面白い。やっぱり形が好きみたい」と微笑む。
「イベント以外でもウクレレを弾いている人がいたり、無料でコーヒーを配っている人がいたり、突拍子もない人が現れて、みんながふらっと使える公園になっていけば面白いんじゃないかな」と平野さんの頭の中にはこれからの中央公園の新たな『かたち』が思い浮かんでいる。

◎ステージでは、歌やダンスが披露される
練習を重ねたパフォーマンスだけでなく、誰でも自由に歌える「オープンマイク」コーナーなど、ユニークな内容も魅力。

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