■財政の「健全化判断比率」などを公表 全ての指標で基準値をクリア
令和5年度決算見込(※)に基づき、久御山町の健全化判断比率や資金不足比率を算定しました(下表)。
財政の健全性は、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4つの指標によって判断します。
4つの指標のどれか一つでも「早期健全化基準」や「財政再生基準」を超えると、早期健全化計画(イエローカード)、再生計画(レッドカード)を策定し、その計画に従って早期に財政の健全化を図っていかなければなりません。
公営企業は、資金不足比率によって、経営の健全性を判断します。この比率が「経営健全化基準」を超えると、経営状況が悪化しており、その要因を分析し「経営健全化計画」を策定して、計画に基づき早期に経営の健全化を図っていくことになります。
▽全ての基準値で基準をクリア
久御山町は、算定の結果、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに数値がありません。
実質公債費比率は、1.1パーセント(昨年度比0.8ポイント増)で、基準と比較しても非常に低い比率であり、健全性を保っていると言えます。
将来負担比率は、将来負担しなければならない負債が少ないため、この比率はなく、将来的に財政を圧迫する危険性は低いと見ることができます。
また、公営企業会計の健全性を表す「資金不足比率」は、水道事業、下水道事業ともに資金不足額がなく、健全性を保っていると言えます。
この算定結果から、町の財政は健全性を保っていますが、引き続き健全な財政運営に努めていきます。
※令和5年度決算は町議会の審議を経て、認定されます。
比率が算定されないときは、「―」と記載する。
問合せ:企画財政課・上下水道課
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