■子どもの成長をいっしょに喜びたい
親子健康(母子)手帳の交付時や新生児訪問、役場で行う健診など、継続して保健師が家族と話をすることで、出産・子育てへの悩みや不安が解消されるよう取り組んでいます。
その他にも、パパandママ教室、産後ケア事業など、家族のサポートをし、楽しく子育てしてもらえる環境づくりを進めています。
▽身近な存在でありたい
保健師 新里(しんざと)あすみ
保健師として久御山町で働き5年目になります。これまでたくさんのお子さんやご家族と関わってきました。
コロナ禍以降、人と人のつながりが薄れ、個別に相談を受ける機会が増えた印象があります。
何が我が子にとって正解かわからないと不安になったり、ネットの情報に振り回されているご家族がとても多いように思います。情報が溢れているだけに、私は保健師として医療、保健、福祉の正しい知識を持ってサポートしていきたいと思っています。
今、目の前にいるご家族とお子さんに、ホッとしてもらったり、ハッとしてもらったりしながら、一緒にお子さんの成長を喜び、皆さんにとって身近な存在でありたいと思っていますので、顔を見たら、「元気にしてるよ、しんどい、どうしたらいいかわからない…」など、ありのままを話してもらえると嬉しいです。
《子育てを全力応援inくみやま》
・18歳まで医療費無料
・妊産婦のタクシー利用を補助
・産後ケアでリフレッシュ
・妊娠時に応援グッズをプレゼント
まだまだあるよ応援施策(本紙6ページにQRコードを掲載しています)
▽ゆっくり見てもらえて安心
久保琴(真くぼまこと)さん 琉希(りつき)ちゃん
1人目が4月に生まれ、1か月が過ぎたタイミングで保健師の『新生児訪問』を受けた久保さん。
「病院だと次から次へと見ないといけないし、看護師さんとゆっくり話す時間がないけれど、『新生児訪問』はゆっくり見てもらえるので安心です。保健師さんは優しいし、何でも話せます」と話す久保さん。
初めての子育てで、出産後は実家で過ごしているようで、「今はワンオペではないけれど、だいぶリズムがつかめてきました。夜は良く寝てくれるので助かります。とにかく元気に育ってほしいです」と、子どもの成長を願います。
▽子育てに優しいまち
河野美帆(こうのみほ)さん 芽生(めい)ちゃん
2人目が生まれたタイミングで久御山町に戻り、11月には3人目の出産を迎える河野さん。
「母子手帳をもらう時の保健師さんとの面談では、体調面や子育て支援のこと、イベントなどについて話をしました。以前住んでいた市と比べると、久御山町は『はぐくみ定期便』や医療費の無料など、子育てに優しいなと感じています。外で遊んでいると、地域の人が声をかけてくれて、地域のつながりの強さも感じますね。子どもは制限なく育ててあげたい。とにかく無事で生まれてきてくれたらそれでいいかな」と、新たな命の誕生に期待を膨らませます。
《PRESENT》
〇離乳食用スプーン
赤ちゃんの誕生を記念して、新生児訪問時に木製スプーンをプレゼントしています。保健師と栄養士が口の動きやにぎりやすさを考えた、久御山町オリジナルの手作りスプーンです。
〇授乳服
妊娠8か月ごろに、もうすぐママグッズとしてプレゼントしています。外出時の授乳で場所を探したり、周りに気をつかったりと悩んでいるママのために開発された授乳服です。
〇10万円相当の育児用品
妊娠届を提出した人に出産応援ギフトとして5万円相当、出産した人に子育て応援ギフトとして5万円相当の育児用品をプレゼントしています。約1,300点の商品やサービスの中から選べます。
〈みまきっこまんなか応援村〉
京都府の「子育てにやさしいまちづくり推進交付金」を活用し、子どもを中心に地域の住民が集まる場所「みまきっこまんなか応援村(仮称)」の開設をめざしています。
議会定例会6月会議で計画策定の予算が可決されましたので、今後ワークショップなどを開催しながら令和8年のオープンをめざして取り組みを進めていきます。
問合せ:子育て支援課
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