《第9話解説》
「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」によって生きづらさを感じているのは、女性だけではありません。
価値観の多様化や女性の社会進出が進む中、ステレオタイプの「男性像」に縛られてつらい思いをしている男性も少なくないのです。
男性なら、「いつも強くいなければいけない」「弱音を吐くのは女々しい」「人前で涙を見せてはいけない」と“男らしさ”を強制していませんか。「男性のくせに」と言ってしまうことはないでしょうか。
令和3年度に実施した住民意識調査では、男性の方が性別役割分担意識が高いことが分かりました。男性自身が気づかないうちに「男ならこうあるべきだ」と、がんばりすぎているのかもしれません。
男女とも自分自身が「“男らしさ・女らしさ”にこだわっているのかもしれない」と認識し、自分にも他人にも押しつけることなく、“自分らしさ”を大切にしたいですね。
※4コマ漫画は本誌30ページをご覧ください。
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