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自治体の皆さまへ

教えてコスモさん!~SDGsのアレコレ~

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京都府亀岡市

◆第27回 日常の景色にあるSDGsを見つけてみる─その22
10月の第2月曜日は、国民の祝日である「スポーツの日」です。暑かった夏も一段落して、運動を楽しむにも良い季節になりました。それでは、本連載で取り上げている「持続可能な開発目標(SDGs)」と運動やスポーツは、どのように関連しているのでしょうか。
「貧困をなくそう(目標1)」をはじめとしたSDGsの17ある目標を確認すると、運動やスポーツに直接触れている目標は見当たりません。しかし、SDGsが含まれた国連の決議文書を見ると、スポーツは「持続可能な開発における重要な鍵」と表現され、平和(目標16)や健康(目標3)、教育(目標4)など、いくつもの目標の達成に貢献する可能性があることが示されています。
その中には、目標10「人や国の不平等をなくそう」も含まれています。スポーツの祭典であるオリンピックと同時期に、障がいのあるアスリートが参加するパラリンピックも開催されます。また、2021年に行われた東京オリンピック・パラリンピックでは難民選手団が参加していました。難民選手団は、紛争や迫害により故郷を追われた難民アスリートによって構成されており、2016年のリオ・デ・ジャネイロ五輪から参加しています(注1)。
このように、障がいや国籍、置かれている立場に関わらず、多くの人がスポーツを楽しめる環境を整えることも、SDGsの達成につながると言えます。

注1:UNHCR駐日事務所ウェブサイト「Tokyo2020オリンピック・パラリンピック難民選手団」【URL】https://www.unhcr.org/jp/tokyo-2020-the-refugee-olympic-and-paralympic-teams から引用

◇文章
高木 超(たかぎ・こすも)
慶應義塾大学大学院
政策・メディア研究科特任助教
亀岡市参与(SDGsアドバイザー)

◇本紙写真
江見 彩香(えみ・あやか)
元ファインダー女子広報部
女子学生による亀岡のPR隊“ファインダー女子広報部”(2018-2019)として活動。
現在、プロのフォトグラファーとして奮闘中!

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