◆燃えさかる火をまわる
請田神社の例大祭で、「火の神が岩を砕いて水を流し、豊かな土地をもたらした」神をあがめる「保津の火祭り」が行われました。
10月21日夕方、高張提灯(たかはりちょうちん)を持った氏子ら請田神社から神を迎えた荘園政所(そうまんど)に集まり、頓宮(とんぐう)の八幡宮に向け出発。宵闇を幻想的に照らす提灯の行列が町中を進み、八幡宮に到着すると本殿前で大きな火がたかれます。長髪のかぶり物を付けた子どもらが太鼓を担ぎ、打ち鳴らしながら、燃えさかる火の周りを3周走る「火回り」を披露しました。
この火にあたると、その年を健康的に過ごせるといわれています。22日には本宮祭も行われ、請田神社まで神をおくりました。
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