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やさしい健康講座 第173回

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京都府亀岡市

市民の皆さんの健康に関して、今回は亀岡市立病院の薬剤師が、専門分野についてアドバイスします。

亀岡市立病院 診療技術部薬剤科 主任薬剤師 吉見 和(よしみ やまと)

◆ジェネリック医薬品って?
医療機関で処方される医療用医薬品には、新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)の2種類があります。
新薬が開発されると、開発メーカーは特許を取得し独占して販売しますが、特許期間が切れると新薬と同じ有効成分の医薬品を他メーカーがジェネリック医薬品として製造販売することができます。
ジェネリック医薬品メーカーは開発研究費をかけず製造できるので、医薬品の価格を国が安く設定しています。安い医薬品を使用することで、医療費が削減できます。ただ、新薬とジェネリック医薬品は全く同じではありません。お薬は飲みやすく、また扱いやすくするために加工しますが、添加物や加工技術などがメーカーにより異なります。ジェネリック医薬品メーカーは、新薬と効果・安全性などが同等であるよう研究・開発し、国の承認を得て製品化しています。
最近はジェネリック医薬品メーカーが飲みやすい味や形にするなど、付加価値のある医薬品を提供している場合もあります。また一部のジェネリック医薬品の中には、新薬開発メーカーから製造技術の提供を受け、新薬と同じ方法で製造した医薬品(オーソライズド・ジェネリックといいます)もあります。
お薬のことで気になることがありましたら、医師・薬剤師にご相談ください。

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