■今を大切にそして未来へ
亀岡市長 桂川 孝裕(かつらがわ たかひろ)
謹んで新年のごあいさつを申し上げます。市民の皆さまにおかれましては、健やかに令和6年の新春をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
また、旧年中は市政の運営に格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
令和3年1月1日に全国初となる「亀岡市プラスチック製レジ袋の提供禁止に関する条例」を施行してから、今年で4年目となりました。大きな挑戦でありましたが、今ではエコバッグの持参率は98パーセントを超えており、レジ袋を使用しないライフスタイルが定着したことを大変うれしく感じております。これもひとえに市民の皆さまと事業者の皆さまのご理解とご協力があったからこそであり、深く感謝申し上げます。
SDGs未来都市であります本市では、このように全国に先駆けた取り組みをさまざまな分野で積極的に行うことで、誰一人取り残さない持続可能な社会の実現を目指しています。次世代に豊かな環境を引き継いでいくために、私たちにできることは何か、日々の暮らしにおける一人一人の意識や行動を見直すことが求められている今、亀岡市の取り組みが、社会を変える一石となり、全国に波及していくことを願っております。
また、こうした先進的な取り組みが全国的に注目され、亀岡市ふるさと納税の人気が高まり、私が市長に就任してからふるさと納税の総額は140億円を突破いたしました。この財源を活用することで、「子どもファースト」の事業である保育園などでのおむつの提供・処理の無償化や、保育料第2子以降の無償化の実現、さらに昨年にはこども医療費を18歳まで無償化することが実現いたしました。これからも貴重な財源を市民の皆さまに最大限に還元し、さらなる施策の推進に努めてまいります。
「今を大切にそして未来へ」の理念のもと、市民の皆さまが主役となり、「亀岡に住んで良かった」と実感するまちの実現に向けて全力で取り組むとともに、今を生きる私たちと次代を担う子どもたちのため、皆さまとともに亀岡の未来を切り拓いてまいります。本年も変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。皆さまのますますのご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げまして、年頭のあいさつといたします。
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