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自治体の皆さまへ

やさしい健康講座 第179回

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京都府亀岡市

市民の皆さんの健康に関して、今回は亀岡市立病院の糖尿病内科部長が、専門分野についてお話します。

亀岡市立病院
糖尿病内科部長
北川功幸(きたがわのりゆき)
専門分野:糖尿病内科

■「座りすぎ生活」は健康に悪影響です
長時間の「座りすぎ」がもたらす健康への悪影響が、世界的に注目されています。1日に8時間以上を座ったまま過ごしていて運動不足の人は、肥満や糖尿病が多く、死亡リスクも高いことが知られています。
1日のうちで座っている時間を減らして、立ち上がって体を動かす時間を作ることが重要です。「30分に1回、3分間あるきまわる」ことが健康改善に効果があることがわかってきました。また、30分続けて運動することに効果があるように、1日の運動の合計が30分でも効果があることがわかってきました。座っている時間を、わずか数分間でもウォーキングや軽いジョギングなどの運動に置き換えることができれば理想的ですが、運動は自宅の室内でも可能です。ジムでのトレーニングやプール、エアロビクスなど室内運動に、まとまった時間が取りにくい人には、日々の生活動作の中でできる、“ながら体操”をお勧めします。テレビを見ながら、歯磨きをしながら、あるいはキッチンでの家事の際に、足を上げ下げする運動、椅子に座ったまま上半身をひねる運動、立ち上がって胴体をひねる運動などの体操を組み合わせてみましょう。
現在の生活より、1日10分体を多く動かしてみる。30分に1回、部屋の中で立ち上がって体を動かしてみる。こういった意識が健康維持に役立つのではないでしょうか。

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