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自治体の皆さまへ

やさしい健康講座 第182回

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京都府亀岡市

市民の皆さんの健康に関して、今回は亀岡歯科医師会の医師が、専門分野についてお話します。

嶋村歯科医院 院長 嶋村 浩一(しまむら こういち)

■舌が痛い!ヒリヒリ・ピリピリするー舌痛症
咬傷(かみ傷)、口内炎もない。カンジダ症、ドライマウスでもなく「舌がん?」でもない。鉄分や亜鉛不足、口腔内細菌や唾液線検査をしても異常なし。そのような場合、一般的には『舌痛症』を疑います。
『舌痛症』は、「病気に対しての関心が強い」「過去あるいは現在強いストレスを経験している」といった背景を持つ人に発生しやすい傾向があります。心理面が絡むことに驚かれる人もおられます。“心の痛み”は“体の痛み”に変換されてしまうことがあるのです。
『舌痛症』はホルモンバランス、体調やストレスが複雑に絡んで出現すると考えられていますので完全な解決手段は無いのですが、「刺激物を避ける」「食い縛りを避ける」「舌が痛い時には舌を上顎につけてみる(痛みは主に歯が当たる部分に感じます)」「気分転換をはかる」などがお勧めの対応方法になります。
生活の中で痛みの観察(いつ、どのようなときに痛みがあり、何をしたときに痛みが治るのかなど)をしてみてはいかがでしょう?これは意外と有効です。“かかりつけ歯科医院”は、苦しんでおられる人の身近な友人とお考えください。相談することにより、解決に向けての良いヒントを見つける事ができるかもしれません。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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