亀岡市国際交流員のサミュエル・ジード(サム)さんが、5年間の任期を終え、令和6年8月に退任されます。
サムさんは、令和元年8月に亀岡市の国際交流員として着任され、亀岡市と姉妹都市との交流事業や東京2020オリンピックでのオーストリア空手連盟の通訳として活躍されたほか、亀岡市に在住している外国人の支援や市ホームページの翻訳など幅広い業務に携わりました。
また、亀岡国際交流協会においても、さまざまなイベントを企画し、市民の皆さんと交流を深めてきました。
■これまでのサムさんの主な活動
▽外国人住民を対象とした防災訓練
令和5年9月に開催された防災訓練では、外国人住民に避難所の使い方などを伝えました。
▽ワールドフェスタ2024
毎年開催している国際交流イベント。今年度は6月30日に、ガレリアかめおかで開催。亀岡についてみんなで楽しく語り合いました。
▽ホストタウン事業
東京2020オリンピックのオーストリア空手競技のホストタウンとして、ベッティーナ・プランク選手をはじめオーストリア空手連盟の関係者を受け入れました。
▽亀岡市・スティルウォーター市 スタディアブロードプログラム
参加する亀岡市の中学生7名にアメリカの文化や英語を教えたり、姉妹都市オクラホマ州スティルウォーター市との調整や滞在中の通訳などを行い、両市のさらなる良好な親善に努めました。
■亀岡市国際交流員サムからお別れの挨拶
皆さん、こんにちは。亀岡市の国際交流員サムです。カナダに生まれ育った私が5年前にこの美しい街と出会い、人をつなげる国際交流員の仕事に励んできました。
コロナ禍の間、生活制限やワクチン接種に関する多言語情報を発信する業務で外国人住民に安心感を届けました。
制限が緩和され、交流が自由にできるようになったころから、亀岡市民と外国人住民をつなげるイベントをいくつか企画し、文化と言語の壁を越える場を作ることができました。その中でも、亀岡市の中学生を姉妹都市のスティルウォーター市に連れていくスタディアブロードプログラムの実施で達成感を味わいました。
このような活動を通して、市民の皆さんと多様な人々との架け橋になれたのであれば、意味深い仕事ができたと思います。かけがえのない5年間をありがとうございました。亀岡市の国際交流員は退任しますが、今後も亀岡市内で働きますので、どこかでお会いしたら気軽に声をかけてくださいね。
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