井手町議会議長 奥田 俊夫
新年あけましておめでとうございます。
住民の皆様方におかれましては、令和7年の新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
日頃は、井手町議会に対し格別のご理解と議会活動に対する温かいご支援・ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昨年は「パリ2024オリンピック」が開催され、選ばれた選手の皆さんが、これまで取り組んできた全ての成果をぶつけるべく、16日間にわたって熱い戦いを繰り広げました。
今回のオリンピックでは、柔道などの伝統的な競技に加えて、「ブレイキン」や「スケートボード」、「サーフィン」や「スポーツクライミング」が新たに追加種目に取り入れられたことから、若い方々にとっては、特に魅力的な大会となったのではないかと思います。
しかしながら、スポーツの世界に勝敗はつきもので、一瞬の判断によって、勝利することもあれば、涙を呑むこともあります。
世界中が一つになって、スポーツに向き合う中で、選手の皆さん方は、個人の限界を突破しながら、競技に全力で取り組み、肌で感じた様々な経験やオリンピックで得たものを、また次に繋げていくのだと感じました。
さて、本町に目を向けますと、昨年6月には、食品スーパーマーケットを中心とする、複合型商業施設「イデフル」がJR山城多賀駅前にオープンしました。
本町と連携協力包括協定を締結する京都産業大学の「井手応援隊」の学生からの提案を受けて採用された、この「イデフル」という愛称には、「I(愛)」+「DE」+「FULL」で、「愛でいっぱいの施設に」、という思いが込められています。今後は本町だけではなく、山城地域全体の活性化につながることを期待いたします。
また、昨年8月には、町議会として2回目の試みとなる「こども議会」を開催いたしました。これは、未来を担う子どもたちが、将来のまちづくりや井手町の身近な問題などを議場で発表し、町議会議員と交流することで、町政や議会活動への関心を高めることを目的に実施しているもので、参加した子どもたちからは、どうすれば本町を居心地が良く、活気のあるまちにできるか、観光や特産品、飲食店や交通の便などについて、子ども目線の素直な視点で、活発な意見を聞かせていただきました。今後も「こども議会」のような取組を続け、若い方々の意見を聞く機会を持ちながら、井手町の魅力あるまちづくりにつなげていきたいと考えております。
そのほかにも、本町のまちづくりの核となる国道24号城陽井手木津川バイパスの早期全線完成をはじめ、バイパスへのアクセス道路となる町道整備や宅地等の開発適地の拡大、子育て支援策等の町内外への積極的なPRなど、本町の将来を左右する大変重要な事業に対し、今後も町全体で積極的な取組を行っていくことが必要不可欠だと考えます。
町議会では、引き続き行政とともに、「子育てするなら井手町で」を合言葉に、本町の魅力ある資源を活かしながら、人口減少対策・交流人口増加・定住促進・住民福祉や教育といった事業の更なる充実・拡充に努めて参ります。
これまでから町議会では、住民の皆様にとって開かれた議会をめざし、「議会だより」の充実を図っているところです。また、議会研修への参加や委員会等を開催することで、議会の活性化に取り組み、社会情勢の変化や町の諸課題、住民ニーズの把握に努めて参りました。
今後も議員一同、住民の皆様に寄り添いながら、その多様なニーズに的確に応え、より身近に感じていただける議会づくりを心がけて参りたいと思います。
住民の皆様方におかれましては、本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申しあげますとともに、この一年が実り多き、希望に満ちた年になりますよう心から祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。
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