小特集 連携協定/大阪・関西万博とその先を見据え交流人口拡大を目指す
大阪観光局と連携して府立医大との連携事業を基礎に「ヘルスツーリズム」で大阪と京丹後をつなぐ!
京丹後市は9月26日、「健康長寿を活かした交流人口の拡大」に向けた連携協定を、大阪観光局・京都府立医科大学・京丹後市観光公社と締結しました。
■健康長寿が京丹後と大阪をつなぎ、新しい日本の観光ショーケースをつくる
▽京丹後の健康長寿を生かす取り組み
市には、満100歳を超える長寿者が多く、人口10万人当たりに占める割合「百寿率」は、京都府平均の約2・7倍、さらに全国平均では約3・1倍と、全国的にも有数の長寿のまちです。
平成27年度、京都府立医科大学との共同研究講座を設置し、「京丹後長寿コホート研究」の取り組みをはじめ、この研究の成果を京丹後長寿研究報告会や健康づくり講演会などで周知。健診後の各種保健・栄養指導を中心とした事業のほか、高齢者フレイル予防講座、介護予防体操等でのフレイル対策、若い世代へのウォーキング事業など健康長寿を目指した取り組みを進めています。また、市観光公社は、令和2年に京都府内で第1号となる「ヘルスツーリズム認証」を取得した「海の京都『百寿人生のレシピ』プログラム」を開発。健康経営優良法人などを対象に、健康の3要素「運動」「栄養」「休養」に関するさまざまなプログラムを実施しています。
▽大阪・関西万博をきっかけとして
このたび、大阪観光局が推進する「日本の観光ショーケース」のひとつに、「健康長寿のまち・京丹後」が取り上げられることとなり、本市と大阪観光局、京都府立医科大学、市観光公社がタッグを組み強力に取り組むことを合意して9月26日、連携協定を締結しました。
大阪観光局が実施する「日本の観光ショーケース」に本市が加わることで、京丹後への誘客に大きな期待が寄せられることはもちろん、今後「京丹後長寿コホート研究」の調査研究成果を背景に市観光公社が進める「Kyoto(キョウト)Health(ヘルス)Resort(リゾート)京丹後」の取り組みを、誘客コンテンツとして全面的に打ち出し「2025年大阪・関西万博」に向け国内外からの誘客を積極的に進めていきます。
■大阪観光局が注目する「ヘルスツーリズム」
大阪観光局理事長 溝畑宏(みぞはたひろし)さん
東京大学法学部卒業後、自治省(現総務省)、大分県企画部長、(株)大分フットボールクラブ社長、観光庁長官を経て現在。
大阪観光局では、京丹後市が推進する「ヘルスツーリズム」を「日本の観光ショーケース」のコンテンツのひとつとして紹介し、推進することとなりました。今後、大阪に来日した自然や健康に興味を持つ旅行者を、京丹後市に送客することで京丹後地域の活性化と、大阪をはじめ関係市町村との相互交流の拡大につなげていきたいと考えています。大阪観光局として、国内最先端をいく京丹後の取り組みを通し、日本の強みとして健康長寿を発信してまいりたいと思います。
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