■面白そう、やってみたいから作品がうまれる―。余根田直樹(よねだなおき)さん
アーティスト、そしてデザイナーとして活動する余根田さん。3年前の冬に久美浜町に家族で移住してきました。「面白そう、やってみたいから作品づくりが始まる」と話す余根田さん。アトリエに並ぶ動物の絵。一見水彩画のように見えるその絵は、実は絵の具の代わりにコーヒーかすで描くコーヒーアート。「もともとワインアートがしたくて。ただ飲まずに使うのはもったいないじゃないですか。そこで大好きなコーヒーの豆を挽いて残るコーヒーかすでやってみようと思いました」と笑顔で話します。
これも!と、次に見せてくれたのは、海に浮かべるブイ。「娘とよく海岸を散歩するんです。そこで流れついているのを見て思いつきました」ブイを英語で書くと「Buoy」。和訳すると浮かせるという意味のほかに、元気づけるといったポジティブな意味を持っています。漂着ごみとして海岸に打ちあがったブイから作品をつくる余根田さんの取り組みは、看板や案内板、オブジェとして市内のお店などに飾られてます。
「やってみたいことが山のようにある」と話す余根田さん。久美浜湾のほとり、動物とブイに囲まれたアトリエでは、今日も余根田さんのやってみたいから作品が生まれています。
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