■丹後100kmウルトラマラソン 2年連続1・2フィニッシュ!!快挙の冨高選手、児玉選手も堂々の2位
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク第21回丹後100kmウルトラマラソンが9月17日、網野、久美浜、弥栄、丹後町を舞台に開催され、44都道府県から100kmの部1514人、60kmの部720人が出走。選手らは全身で京丹後を感じながら、自身の限界に挑みゴールを目指しました。
100kmの部は冨高一成(とみたかかずなり)選手(福岡)が昨年に続き、2年連続の1位。昨年の自己記録を17分54秒更新し、7時間9分7秒でゴールテープを切りました。2位の児玉雄介(こだまゆうすけ)選手(埼玉)も2年連続。1位を逃すも堂々の2位でゴールしました。
今大会も各エイドステーションでは京丹後の味覚を準備し、選手たちをおもてなし。大阪から参加した原田祐介(はらだゆうすけ)選手は「昨年は完走するのに必死で、京丹後の味覚を楽しめなかった。今回は全部食べるつもりで参加しました。全て制覇できて良かったです」と振り返りました。
▽100kmの部
出走者:1,514人
完走者:724人
完走率:47.8%
▽60kmの部
出走者:720人
完走者:376人
完走率:52.2%
■インターハイ・カヌー競技で入賞の野村・中地ペア 2人で挑んだ最初で最後の世界戦
9月1日、カヌーマラソン世界選手権大会が行われ、ジュニア女子ペアの部で2人が世界に挑みました―
丹後緑風高校カヌー部3年野村結稀 Yuuki Nomura(久美浜中卒)
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丹後緑風高校カヌー部3年中地叶 Kana Nakaji(久美浜中卒)
▽野村選手
「世界戦に向け長距離の練習をやり込んだので体力の心配はありませんでしたが、昨年度のポルトガルでの大会同様海外勢の体格や技術はジュニアとは思えないほどのもので、会場の雰囲気にのまれないよう自分たちのベストを出すことに集中していました。試合中は2人で励まし合い世界のレベルを感じながら最後まで戦えたのが良かったです。8月のインターハイでは、昨年の雪辱を果たし入賞することができました。応援してくれた方が一緒に喜んでくれて嬉しかったです。高校でのカヌー競技ではたくさんの大切な仲間と一緒に戦えて本当に楽しかったです。大学進学後もカヌーを続ける予定なので新しい出会いに刺激を受けながら勝てる選手になれるよう頑張ります」
▽中地選手
「私は世界戦は初めてで、普段通りにレースできるか不安でした。大会期間中は世界大会の雰囲気を肌で感じ、戦うことを楽しみにしていました。自分の力を出し切りたいという思いで、競技後はやり切れて良かったという気持ちでいっぱいでした。海外勢に競り合うことは難しく悔しさが残りますが、今回の経験は自分にとって大きな自信になりました」
■第59回全日本学生カヌースプリント選手権大会(インカレ)・Kー4で3位入賞!!来年はKー1で優勝目指す
野村迅一朗 Jinichiro Nomura 日本体育大学カヌー部2回生(久美浜高・久美浜中卒)
「4月から6月にかけて部内で競技出場メンバーを選出するタイムトライアルがあり、K―4(4人乗り)メンバーに選出されました。8月開催のインカレ1カ月前からは、体調管理を意識した生活、あえていつも通りの生活で本番にベストな状態で挑めるよう心がけました。今年のメンバーは3回生1人、2回生3人の若いメンバーで、練習環境の都合から4人乗りの練習機会が少なく、不安もありましたが、大会当日は実力が発揮でき、風などの影響もあるなか良い結果が出せました。来年は、K―1(シングル)1000メートルで優勝、K―2(ペア)、K―4、リレーにも出場しチームの勝利に貢献したいと思っています」
■第49回全日本ライフセービング選手権大会近畿ブロック・サーフスキーで1位 将来は人命救助の現場へ
稲垣貴大 Takahiro Inagaki 明治医療国際大学ライフセービング部3回生(久美浜高・久美浜中卒)
「サーフスキー競技を始めたのは、山本良徳(やまもとよしのり)さん(NPO法人京都府ライフセービング協会・理事長)との出会いがきっかけです。山本さんはライフセービングの資格取得のための講習会に講師として参加され、私が久美浜町出身でカヌー競技経験者であることを話すと、競技を薦めてくれました。私は、大学のライフセービング部に所属し日々トレーニングに取り組みながら、海水浴シーズンは天橋立ライフセービングクラブ(宮津市)の監視業務に参加し、経験を積んでいます。京丹後市には、ライフセービングクラブがないので活動することができませんが、将来は、救急救命士の仕事をしながら、海の安全を守るライフセーバーとしても、地元に貢献したいと思っています」
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