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PICK UP 写真でみる京丹後

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京都府京丹後市

初々しかった山の緑が、日を追うごとに深い色合いへと変化し、その山から若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風を感じられる季節となりました。
5月は、初夏を告げる草花のさまざまな色彩を見ることができる季節。それに合わせるように多くの生き物たちも動き出します。季節の濃淡が豊かな京丹後の立夏の色彩を撮影しました。

■降り注ぐ薄紫(うすむらさき)の花房「衣のまほろば藤の郷」
新緑の濃い季節の中で、ひときわ見事な薄紫の藤の花を見ることができる網野町の「衣のまほろば藤の郷」。毎年5月初旬に行われる「藤まつり」では、藤棚に美しい花房を付けた藤が、来場者を迎えてくれます。
訪れた者の頭上から、降り注ぐように花房が連なり咲きこぼれる藤の迫力は圧巻。「藤紫」という色が作られるほど、藤の美しさは魅惑的で高貴なものとして中世より人気が高いものでした。
また来年が楽しみです。

▽藤
平安時代の昔から、高貴な花として貴族を中心に多くの人に愛されてきた藤の花。現代でも、公園や遊歩道に藤棚などが設置され、道行く人の目を楽しませてくれます。

■里若葉(さとわかば)に映えるコウノトリの親子
山間で静かに見守るコウノトリの巣
市内の山に囲まれた農地に、コウノトリの巣はあります。コウノトリは一夫一妻で、ヒナが生まれるとどちらかが巣に残ってヒナを守り、巣を空けることはほとんどありません。夫婦で協力して子育てをするコウノトリは、ヨーロッパでは「子どもを授けてくれる祝福の鳥」と伝えられ、日本でも広く知られています。
京丹後でも、概ね2月から7月の繁殖期にかけて子育ての様子が見られます。コウノトリの成鳥は、翼を広げると2メートルにもなり、この時期、新緑の山間を飛び交う姿は、白と黒のコントラストがひときわ美しく、目を奪われます。

▽コウノトリ
絶滅が危惧される野生動物として、国内希少野生動植物種に指定。また、国の特別天然記念物にも指定されています。京丹後市は、兵庫県立コウノトリの郷公園や関係機関と協力して、コウノトリの繁殖を見守っています。

■黄金色(こがねいろ)を待つ田植え体験
昔ながらの手植え
機械による田植えが出来なかったところを、手植えで一つ一つ植えていく田植え体験。
初めての人もそうでない人も、自分の足で泥を踏みしめながら、田んぼの感触を体感しました。この田んぼが、秋を迎えた頃には黄金色の稲穂の海原に変わります。

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