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月の輪田「つきのわでん」〔峰山〕

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京都府京丹後市

■今年も豊かな実りを願う月の輪田の田植え行事
稲作発祥の伝説が残る峰山町二箇の「月の輪田」。5月28日、毎年恒例の月の輪田の田植えが行われました。この日、田植えの様子を見ようと集まった多くの人で賑わう中、三日月の形をした小さな田んぼに、中山市長をはじめ早乙女(さおとめ)(※)衣装に身を包んだ地元住民らが、慣れた手つきで苗を植えていきました。
田植えに参加した子どもたちは「腰が疲れた」「泥の感触が変な感じ」など、汗をぬぐいながら笑顔で話しました。植えられた古代米(紅かんざし・瑞雲黒米など)の収穫は、11月頃の予定です。
※早乙女は(神事などで)田植えをする女性

■日本の稲作発祥神話の地―
丹後旧事記(たんごくじき)などによると、この地で食物の神の豊受大神(とようけのおおかみ)が天照大神のために初めて稲作を行ったとされ、籾種を水に浸したのが二箇の苗代にある「清水戸(せいすいど)」、蒔いた場所が「月の輪田」とされる。苗代古歌には「いざなぎや種をひたする清水戸五穀始まるこれぞ苗代」とあり、代々「除地」として保護され、毎年身を清めて作られた白米(一斗三升)が、初穂として伊勢神宮に奉納されていた

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