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自治体の皆さまへ

男女共同参画だより~だれもが「自分らしく」生きていける社会を目指して~

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京都府京丹後市

■理工系分野のジェンダーギャップ解消に向けて
性別にかかわらず、職場で、学校で、地域で、家庭で、それぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、あらゆる分野で今もあるジェンダーギャップを解消する必要があります。
IT分野や機械技術系職の女性就労率が低いことはご存知ですか。情報サービス産業従事者数のうち女性は24.9%、そのうちエンジニアは15.8%にとどまります(図1参照)。日本の人口の男女比はおよそ半々なのに、なぜこの分野には女性が少ないのでしょう。そもそも理工系分野へ進学している女性が少ないのです(図2参照)。日本の小中高の学校では、ほぼすべての分野において、男女が平等に公平に学ぶ機会があります。しかし、進路選択の段階でおこる「女の子なんだから」というアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)により、理工系分野に進むことを躊ちゅうちょ躇し、諦めている女子も少なくありません。
この問題に着目し、市では、この夏女子中高生に向けた「プログラミング講座」と理工系分野に女性が少ない現状や女性の就労の必要性について学ぶ「講演会」を開催します。多くの子どもたちは、高校を卒業すると、進学のために市を離れます。進路選択を自由に行い、より興味のある進路を選び、学びを深め、研究し、めいっぱい勉強したことを、将来、丹後に戻って仕事や暮らしに生かしてほしいと思います。

▽図1 ITエンジニア従業員数の男女比

出典:JISA「2022年版情報サービス産業基本統計調査」

▽図2 大学(学部)及び大学院(修士課程、博士課程)学生に占める女子学生の割合(専攻分野別、令和3年度)

出典:令和4年度男女共同参画白書
※京丹後市が赤枠記載

■理工系分野のジェンダーギャップ解消に向けた講演会・講座
▽講演会…7月6日(木)
『京丹後から可能性無限大!これからの手に職といわれるITにふれてみよう~進路選択のジェンダーギャップを解消するために~』

▽女子中高生向けプログラミング講座…8月25日(金)
『Waffle(ワッフル)camp(キャンプ)Hometown(ホームタウン)in Kyotango』

問合せ:市民課
【電話】0772-69-0210

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