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自治体の皆さまへ

新コミュのススメ7

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京都府京丹後市

新しい地域づくり「新コミュ」。そのキーマンを訪ねて話を聞いてみました。

■共感、そして信頼を。
No.7 Kumihama 神野地区自治会 余根田沙織(よねださおり)さん
久美浜町神野地区自治会の事務員を務める余根田さんは、3年前、さまざまな人たちとの出会いをきっかけに、兵庫県豊岡市からIターンで久美浜にやってきました。移住前から“人が集まるコミュニティをつくりたい”という想いがあり、久美浜で糀(こうじ)食品などを扱う店を始めました。
移住した当時、神野地区自治会は事務員を探していました。移住をきっかけに知り合った当時の自治会長は、余根田さんのことをとても気にかけてくれたそうで、店にもよく来ていたそうです。そうして余根田さんの想いを知り「ぜひ事務員に」と声を掛け、自治会での地域づくりに参加することになりました。
事務員の仕事や取り組みと合わせて、地域の中に人が集まる場所をつくりたいと考えていた余根田さんは、地域のアンケートやこども園の送迎時の親同士のおしゃべりなどで、自分たちの住むまちを楽しくしたいと思っている人が身近にたくさんいることに気付いたそうです。「同じ想いを持った者同士であれば、少し話すだけで共感は生まれます。1人なら踏み出そうか迷う一歩も、仲間がいれば楽しくなると思って。」そんな想いから始まった『箱庭マルシェ』は、開催を重ねるごとに仲間もどんどん増えていきました。この取り組みは、まさに仲間との共感が形になったものでした。
余根田さんは、さらにもっと多くの人を巻き込んだうねりをつくりたいと考えています。同時に、世代や考えが違う人を巻き込むことの難しさも感じています。
ある時参加したまちづくりセミナーで「共感と信頼という言葉は似ているようで違う」という言葉に出会って、心のモヤが晴れていくように感じたそうです。これは「共感は想い(アイデア)で得るもの、信頼は人(関係性)で得るもの」というメッセージ。すでにたくさんの“共感”を得ている余根田さん、今度は“信頼”を獲得するため自分にできることをコツコツやっていこうと決意しています。

問合せ:地域コミュニティ推進課
【電話】0772-69-1050

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