■STORIES目の前の事を一生懸命に
クイーンズ駅伝ベスト8の岩谷産業。チーム目標の達成に大きく貢献し、個人競技でも躍進する川村選手に話を伺いました。
―駅伝は中学から
「私は音楽が好きで小学生の頃はピアノを習ったり児童合唱団に在籍していて、中学では吹奏楽部に入ろうと考えていました。ですが、両親に運動部を勧められ、陸上部に決めました。当時、短距離パートに属していた私は、学校対抗の丹後ブロック駅伝のメンバーにも選抜されていませんでしたが、陸上部顧問の清水茂(しみずしげる)先生に誘われ、そこから私の〝駅伝〟が始まりました」
―清水先生の言葉
「駅伝の長距離練習は辛かったです。中学時代は国営農地の周りを走り、坂道ダッシュの繰り返し。京都府大会の会場だった宮津市のマリーンピアへ何度も試走へ行き走り込みました。練習が辛く途中でやめてしまった時もありましたが、清水先生がいつも「しんどいのはみんな一緒やで」と声をかけてくれました。厳しく指導されることも多々ありましたが、今思うとありがたかったですね」
―このチームで頑張りたい
「中学卒業後は、陸上を続けるのに魅力的だった宮津高校、先輩らの活躍に感化され佛教大学に進学。卒業後は関西の実業団への入団を希望していました。そんな時、野口みずきさんが岩谷産業のアドバイザーに就任されたことを知り、チームの見学に行きました。そこで聞いた廣瀬永和(ひろせひさかず)監督の「練習ややり方はどこの実業団もさほど差はない。そこで自分がどんなふうに頑張って行きたいか。その思いが大切」という言葉が頭から離れず、自分はどう頑張りたいか考えるきっかけを頂き、自分の意識、練習への取り組み方次第で可能性が広がる場所だと感じ、廣瀬監督のもと、このチームで頑張りたいと思いました」
ー一つ一つの目標と向き合う
「先日、大きな目標としていた日本選手権1万メートルに出場しました。私は目の前のことを一生懸命頑張ることが、大きな目標の達成に繋がると思っています。いろんな種目で自己ベストを出し続けることが上の大会への足がかりになる。日本代表にも憧れます。2024年はマラソンに挑戦し自分の力を試したいと思います。地元をはじめ応援してくれる方々に感謝し〝楽しくなればなるほど実力も身についていく〟をモットーに頑張っていきます!」
▽PROFILE
京丹後市大宮町出身。幼少期には体を動かすことが好きだった父・嘉彦さんと妹・由希乃さんと3人で大宮町のロードレースに参加したり、大宮町一周駅伝に参加し競技を楽しむ。大宮中、宮津高校、佛教大学で陸上に打ち込み、2020年に岩谷産業入社。現在、駅伝チームの中核を担うほか、1,500mからハーフマラソンで活躍。2024年はマラソンへの挑戦、各種目での自己ベスト更新を目指している。
▽2023年の主な戦績
10月22日プリンセス駅伝in宗像・福津:1区を走り区間2位、区間賞を逃すも創部7年目の初優勝に貢献
11月26日クイーンズ駅伝in宮城:3区を走り区間5位、チームを13位から6位へ押し上げたチーム目標のベスト8を達成し、次回のシード権を獲得した
12月17日山陽女子ロードレース大会(10km):日本人最上位の3位、記録は自己ベスト更新の32分22秒
■国際野球大会出場を激励!!
令和5年度世界大会出場激励会が12月18日、大宮庁舎で開催され硬式野球チームの京都丹後リトルシニアに所属し第19回日台会長盃国際野球大会日本代表チームに選抜された大久保拓志(おおくぼたくし)選手(丹後中・2年)が出席、松本教育長が活躍を期待し激励しました。
■お詫び
広報京丹後12月号21ページ「全国大会出場激励会を開催!!」内の掲載写真の説明において、「垣中悠希選手(弥栄中・3年・ジャベリックスロー)」と「田中京華選手(大宮中・3年・走幅跳)」の記載順に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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