■名誉市民のこと わさお
京丹後市出身の医師、故・谷垣雄三さんが名誉市民に選定された。日本から遠く離れたアフリカ・ニジェールの貧しい地方で、谷垣医師が目指した住民負担による医療体制の確立は、“万人が基礎的な保健サービスを受けられるように”というSDGsの先駆けとも言える。今年8月に市内の小中学校に寄贈された絵本「Dr.タニひとつぶの麦」では、後世の子どもたちに生きること、働くことの意味を問いかける。郷土の偉大な先輩の功績は、医療分野に限らず、未来を担う子どもたちの励みになるに違いない。
次号は11月25日(月)発行です。
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