■TANGO 100km ULTRA MARATHON
山陰海岸ユネスコ世界ジオパーク第22回丹後100kmウルトラマラソンが9月15日、網野、久美浜、弥栄、丹後を舞台に開催され、42都道府県から100kmの部1622人、60kmの部769人が出走。選手たちは全身で京丹後を感じながら、自身の限界に挑みゴールを目指しました。
100kmの部には、3連覇を狙う冨高一成(とみたかかずなり)選手と今年こそ優勝を狙う2年連続で2位だった児玉雄介(こだまゆうすけ)選手の姿。しかし、今大会、強い思いを持って参加した高林遼哉(たかばやしりょうや)選手が後続との時間差を30分以上あけ、勢いよくアミティ丹後のゴールゲートを駆け抜けました。高林選手はゴール直後のインタビューで「6月にあったサロマ湖100kmウルトラマラソン(北海道)で世界選手権代表を狙っていたんですが叶わず、その悔しさをぶつけるというか、世界記録更新を目指してやってきました」と振り返りました。世界記録更新は叶わなかったものの、初参加で初優勝と見事な結果を残しました。3連覇を逃した2位の冨高選手は「思うような走りができなかった。また来年、挑戦したい」と振り返りました。
▽100kmの部
出走者:1,622人
完走者:797人
完走率:49.1%
▽60kmの部
出走者:769人
完走者:516人
完走率:67.1%
■BASKET BALL/Aru’s Egao Project「笑顔を広げて未来を変える」バスケットボール通して広がれ笑顔の輪
アメリカ、ドイツでバスケットボールの経験を積み、現在は、愛知県を拠点にアカデミーを運営するルンゲ・春香(はるか)さんが講師を務めるバスケットボール教室が9月23日、大宮社会体育館で開催されました。これは、市内バスケットボールクラブ「オルタナ」代表の牧野友喜(まきのゆうき)さんがルンゲさんの活動に共感し京丹後での開催が実現したもので、丹後地域の小中学生35人が参加。教室では、春香さんの海外での選手経験や指導者経験から考えられた練習メニューや雰囲気づくりに、参加した子どもたちは終始笑顔。互いに声を掛け合いながら、楽しく練習に取り組みました。
参加した中学生は「声を出すことで雰囲気が大きく変わることを知りました。とても楽しみながらバスケットボールをすることができました」と振り返り、牧野さんは「選手育成の最前線で活躍される春香さんの復興支援プロジェクトが丹後地域で開催できたことが良かった。バスケットボールの楽しさを感じ、能登で被災された方々のことを考えるきっかけになればと思います。」と話してくれました。
▽Aru’s Egao Project
ルンゲ・春香さんが主動する能登半島地震復興支援活動。活動Tシャツの売り上げの一部が輪島市バスケットボール協会へ寄附されます。
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