■京丹後市市制20周年 京丹後が映画の舞台となる「むかえびと」制作プロジェクトいよいよ始動。
アカデミー賞外国語映画賞やモントリオール世界映画祭グランプリ、日本アカデミー賞作品賞など、国内外の映画賞に輝いた映画「おくりびと」公開から16年。
「おくりびと」のプロデューサー北川淳一さんと助監督として滝田洋二郎(たきたようじろう)監督を支えた井上昌典監督が、京丹後を撮影の舞台として描く「むかえびと」の制作プロジェクトを発表しました。
北川さんは会見で「出産は子どもの命の大切さだけでなくお母さんの大切さも描かないといけない」と話し、また、琴引浜や間人の美しい海岸線を映画の重要なシーンで使いたいとした井上さんも「命の重さを重要視して描こうと思っている」と抱負を語りました。また、京丹後での撮影について北川さんは「以前から誘致はしていただいていて、フィルムコミッションなども組織的でしっかりしていると感じた」と話しました。
中山市長は「出産や子育てが問われている今だからこそ市が協力する意義のある作品。豊かな地方創生を考えるきっかけになる」と説明。市は今後、ふるさと納税を活用して予算調達を目指すなど、プロジェクト実現に向け一体的に取り組んでいきます。
▼あらすじ
昭和10年代から終戦直後の日本が舞台。人生に自暴自棄となっていた主人公の女性キヨは、入水するところを地元の住職に救われ、仕事をすすめられる。
その仕事は、妊婦の出産を助け、生まれた赤子の世話をする“産婆”だった。
▼映画「おくりびと」のプロデューサー北川氏が動く!
▽エグゼクティブプロデューサー 北川淳一(きたがわじゅんいち)
元・株式会社松竹京都撮影所代表取締役会長で、現在は株式会社北川オフィス代表取締役社長。「亡国のイージス」(2005)、「自虐の詩」(07)、「おくりびと」(08)など、多くの作品を世に送り出した。
▽映画監督 井上昌典(いのうえまさのり)
松竹撮影所にて滝田洋二郎監督など日本を代表する映画監督のもとで助監督を務め「忍ジャニ参上!未来への戦い」(14)で監督デビュー。「種まく旅人~華蓮のかがやき~」(21)などの作品を手掛けた。
■ふるさと納税制度を活用し映画制作に協力!
▽プロジェクト構想(予定)
撮影開始:2026年4月予定
上映時期:2027年4月予定
撮影場所:京丹後市など
▽制作費5.5億円/宣伝広告費3.3億円
予算調達について:京丹後市のふるさと納税制度(企業版・個人版)を活用し約9億円を目標とする
監督:井上昌典
脚本:森脇京子
キャスト:未定
制作:(株)エネット、(株)北川オフィス
制作協力:(株)松竹撮影所、「むかえびと」制作委員会
運営主体:(仮称)映画「むかえびと」制作協力実行委員会、公益財団法人京都府丹後文化事業団
協力:京丹後市
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