地域コミュニティ推進課が取材!新コミュのススメNo.16
「新しい地域づくり」のキーマンから思いを聞く
■住みやすい地域にしたい
▽活動の原動力はいたってシンプル
久美浜町海部地区自治会の友松尚文(ともまつなおふみ)さんは、事務員歴12年。事務員になる前には会長経験もあるとか。「半ば強引な勧誘だった、任期は1年だからと仕方なく」と当時を振り返ります。その大変だった会長時代の苦労や経験が、今につながっています。
「会長は地域をまとめ、引っ張っていくため矢面に立つこともある。そんな大役を引き受けてもらうには、負担を軽くするしっかりとした事務局が重要だ」と話す友松さんは、事務員として地域のありとあらゆる取り組みを常に把握するよう努めています。地域の会議への出席はもちろん、事務作業や施設の管理などテキパキとこなしていきます。事務局の体制を整え、少しでも会長を受けてもらいやすくしておきたい、と友松さんは考えています。
▽いろんな出会いがある
友松さんに、事務員を長く続ける理由をたずねると「たくさんの人に会えるのが楽しいから」と話します。「会長は1年で変わるので、いろんな会長と出会えるし、地域の施設を使う人や学校帰りの子どもたち、事務員をしているといろいろな出会いがある」。この12年、多くの人と出会い、楽しみ、関係を築いてきたことで、地域の人たちも友松さんを頼りにしています。
常に住民と関わる事務員は、地域を支える大切な仕事。その仕事を笑顔でこなす原動力はどこにあるのか友松さんに聞くと「自分の住む地域は住みやすい方が良い。だから自分でそれをつくっている」と答えはとてもシンプルなものでした。
12年目も残りわずか。今、友松さんが力を入れていることは、〝事務局の仕事をする仲間を作ること〟、そして〝次の世代に引き継いでいくこと〟だそうです。
■京都府北部5市自治連合会長会議 京丹後の取り組みを視察
府北部5市自治連合会長会議が10月29日、峰山庁舎で開催されました。この会議は舞鶴市、福知山市、綾部市、宮津市、本市の自治連合会の交流と活性化を目的として、各市が順番に毎年開催しているものです。
この日は、5市の自治連合会長など24人が参加。「近年の自治連合会・自治会の取り組みから」をテーマに各市の報告と意見交換を行ったほか、網野町の島津地域を訪れ、空き家活用の取り組みや地域おこし協力隊の活動の様子などの視察が行われました。参加者からは「他市の自治会の取り組みや自治体との関わりについて知ることができて有意義だった」などの声が聞かれました。来年は綾部市で開催予定です。
問合せ:地域コミュニティ推進課
【電話】0772-69-1050
<この記事についてアンケートにご協力ください。>