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市制20周年 and 美食都市アワード受賞記念 美食都市のまちづくりとは何かを考える

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京都府京丹後市

今年行われた第1回美食都市アワードにおいて、初の受賞5都市の一つに選ばれた本市で11月4日、「京丹後のガストロノミーを考えるシンポジウム」を開催しました。この日、会場のアミティ丹後には関係者を含め80人以上が参加。また、受賞都市である鶴岡市(山形県)から奥田政行(おくだまさゆき)シェフを招いて、本市の料理人や生産者との交流会を行いました。

第一部の基調講演では、紫野和久傳(わくでん)の桑村綾(くわむらあや)代表取締役が和久傳ノ森(久美浜)について「ふるさと京丹後に恩返ししたいと、レストランをはじめ工房や美術館を建てた。その時、植樹をしてくれた小学生の一人が、今うちで働いてくれている。創業時から本当に多くの縁に支えられ感謝している」と話しました。また、瀧村幸男(たきむらゆきお)副社長は、同社が行っている取り組みについて説明し、循環型の土づくりや、料理で素材そのもの良さを最大限に引き出すことを大切にしていると話しました。
鶴岡市を代表する料理人アル・ケッチァーノの奥田シェフは、鶴岡市を〟食の町〟へと変えた取り組みについて紹介。気候風土に合った適地適作の重要性を話し、また「なぜその食材が美味しいのか」の裏付け(作業)が大切だと説明。「なぜ美味しいのか」を、市民みんなが説明できるようになると、美食都市のまちづくりは大きく前進する、と力説しました。
後半の第二部に行われたパネルディスカッションでは、有機野菜を生産している梅本修(うめもとおさむ)さん(弥栄)が自社の体験ツアーを解説。「親子で落ち葉を拾い、堆肥にして種を蒔いて収穫する。この農業の醍醐味を知ってもらい、食や命の学びにつなげたい」と思いを語りました。また、中山市長は、江戸時代の文献の話なども紹介しつつ、昔から丹後の食材が多くの人に愛され食されていたことを例に挙げ、〟食〟は社会や文化の豊かさにつながっており、京丹後の健康長寿や観光振興を支える上で「食のまちづくりを推進することがますます重要になる」と話しました。

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