■STORIES―高みを目指して
▽城田利恩 Rion Shirota
米子北高校サッカー部・3年(久美浜中卒)
小学3年生から地元のサッカークラブに入部し、中学へ進学すると同時に、「ただ、上手くなりたい」と自宅から離れたValentiaSFC(福知山)に所属。高校進学は、全国高校サッカー選手権大会への出場を目指し米子北高校へ。3年生にあがり試合出場メンバーに定着すると、インターハイや目標だった選手権大会への出場を果たし、スピードのあるミッドフィルダーとしてチームの勝利に貢献しました。
令和5年12月28日に開幕した全国高校サッカー選手権大会。14大会連続出場の強豪・米子北高校(鳥取)でチームを支えた城田選手に話を伺いました。
―選手権大会出場を目指し米子北へ
「選手権大会に出場したいという強い思いがあって、そこに近づける、出場機会を勝ち取れるところはどこか、自分なりに考え米子北高校に体験入部に行きました。体験してスピードにのったドリブル、走るチームというプレースタイルが自分に合っていると感じ、進学することを決めました」
―人として成長
「1、2年生の時は、中村監督から自分の行動に対して「自覚と責任を持て」とよく言われました。部訓には、〝感謝〟〝謙虚〟〝我慢〟〝気づく〟という四つの言葉が掲げれ、日々意識することで人としても成長できました」
―選手権大会のピッチ
「これまで目指していた選手権大会のピッチに立ててとても嬉しかったです。思ったほど緊張せず山形明正高校との初戦は楽しくプレーできました」
―最後まで諦めない強さ
「二回戦の相手は昌平高校(埼玉)で、私は、アディショナルタイムから出場しました。1点を守り抜けば勝利というところで、同点に追いつかれ、PKで敗れてしまいました。相手の〝諦めない〟という気持ちが自分たちを上回ったんだと思います。大学でもサッカーを続けるので、この経験を活かしたいです。一人ではここまでやってこれなかったと思います。両親や応援してくれた友達、地域の方々に感謝しています」
▽大江志穏 Shion Oe
乙訓高校陸上部・1年(弥栄中卒)
中学生まで地元の陸上クラブ・弥栄ランナーズに所属、110mハードルでジュニアオリンピックなどに出場。全国大会でレベルの高い選手らに触れ、さらに高みを目指したいと、アテネオリンピック400m出場経験者の佐藤光浩先生が顧問を務める乙訓高校陸上部へ入部。府内外から集まるトップ選手らに囲まれ、高校3年の夏のインターハイ出場に向けトレーニングに励んでいる。2024年の目標はU18陸上競技大会で優勝、インターハイ決勝進出、公式記録で全国上位5位以内に入ること。
成長、技術の向上、諦めない気持ちを大切に陸上と向き合うため、乙訓高校(京都)へ進学。110mハードルに取り組む大江選手に話を伺いました。
―遅れ取り戻し新たな課題も
「高校進学後は、ケガもあったのですが、近畿大会では1年生の中で2番の結果を出すことができました。U18陸上競技大会では、スピードに乗りながらもハードルと接触してしまうという課題に気づけたこと、全国のレベルを肌で感じられたことが良かったです」
―勝利へのこだわり強くなった
「私は、今の環境でモチベーションや勝利へのこだわりが一層強くなりました。地元の後輩たちにも、丹後を飛び出しやりたいことをやって欲しい、広い視野で挑戦して欲しいです」
■硬式野球・京都丹後リトルシニア 安全と飛躍を祈
▽能勢平羅 Taira Nose
久美浜中学校・1年
1月6日、中学硬式野球クラブの京都丹後リトルシニアの選手たちが金刀比羅神社(峰山町)に参拝し、今年一年のチームの安全と飛躍を祈願しました。同クラブに所属し、昨年、カル・リプケンU12ワールドシリーズに日本代表選手として参加した能勢選手は「昨年は、レベルの高いチームに所属する選手とともに世界大会に出場することができて、自分にとってとても良い経験になりました。そこでできたライバルとこれから競い合っていけることが楽しみです」と振り返り「今年の目標は、投手として球速130km以上を出すこと、バッティングでは柵越えのホームランを1本打つこと」と抱負を語りました。
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