■最終区で猛追、5人抜きで京都は2位!
1月14日、皇后盃第回全国都道府県対抗女子駅伝競争大会が京都市内で開催され、京丹後市出身の川村選手が京都チームの最終走者を務めました。区間賞の活躍で京都は2位、大会後の川村選手に話を伺いました。
―7位でタスキを受け先頭を追う
「先頭との差が1分もなかったので、まだまだいけると思いました。優勝を全然諦めていなかったです。自分としても前を追うほうが力を出せるタイプなので〝走りやすいかも〟と思いました」
―先頭だけを見ていた
「西大路に入り先頭が見えたので、そこしか見てなかったです。前の選手を抜かしている時も先頭だけを見て、自分の走りに集中できていました」
―結果2位も悔しさ残る
「目標は優勝だったので、私を含め京都チームの選手、スタッフは悔しい気持ちのほうが大きかったと思います。今後、走る機会がいただけるなら次こそ優勝したいです」
―それでも区間賞は嬉しい
「区間賞は狙っていたわけではなく走り終わった後も実感がわかなかった。アンカーは最終順位が大切、チームの最終順位は2位で複雑な気持ちです。ですが、区間賞は初めてだったので獲れたことは嬉しかったです」
―恩師に会い意欲が湧き上がった
「中学時代の恩師である清水先生と土田先生が応援に来てくれて、とても嬉しかったです。走る前に話す機会があり〝よし頑張ろう〟と思いました。本当に久しぶりで、変わらない先生方に会えただけで嬉しかった。応援に来てくださり本当にありがたかった、地元に帰った時にちゃんとお礼を言いたいです」
川村選手の中学時代、陸上部顧問だった清水茂さん、陸上部顧問でクラスの担任だった土田将先生は大会後、当時の様子を「もともと短距離をやっていてスピードはあったが持久力が課題だった」「強い気持ちを内に秘めている様子で、悔しいときには表情ににじませていた。他人に流されず自分のやるべきことをしっかりやる芯を持っている生徒だった」と振り返り、西大路通りを快走する川村選手の勇姿を目の当たりにし〝本当にたくましくなった〟と口を揃えていました。
▽川村楓 Kaede Kawamura(岩谷産業)
大宮中学校で陸上部に入部、卒業後は宮津高校、佛教大学の陸上部で経験を積み2020年に岩谷産業に入社。昨年11月のクイーンズ駅伝in宮城(全日本実業団対抗女子駅伝競争大会)では激戦区の3区を走り7人抜き、岩谷産業のベスト8入りに大きく貢献。12月の山陽女子ロードレース大会(10km)では日本人最上位の3位で自己ベスト記録を更新。今年はマラソン挑戦に向けて意気込んでいる。
■野球しようぜ!
1月17日、メジャーリーガーの大谷翔平選手から贈られたグローブが、市内すべての小学校へ届き、吉野小学校(弥栄)では、グローブのお披露目会が行われました。校長先生から大谷選手のメッセージが読み上げられ、「野球しようぜ」と締めくくられたメッセージに児童たちからは歓声が上がりました。児童を代表して1番にキャッチボールをした福田一太(ふくだいった)さん(6年)は、大谷選手に対して「グローブありがとうございました。これからも野球を頑張り、大谷選手のようなプロ野球選手になりたいです」と話していました。
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