令和7年の新たな地域コミュニティ本格稼働を目指し、持続可能な地域づくりに向けた盛り上がりを加速させることを目的に2月24日、新たな地域コミュニティ推進大会が峰山総合福祉センターで開催されました。
■ひろがれ地域づくりの力!~自分たちの地域は自分たちでつくろう~
▽地域づくりの専門家三村さんに聞く若者や女性の声
第1部では市区長連絡協議会が行った「地域づくりアンケート」調査の結果報告が行われました。これは、若者や女性が地域活動をどう思っているかについて解説したもので、579人から回答があり、うち45%が50歳未満でした。
分析と報告を行ったNPOみんなの集落研究所の三村雅彦(みむらまさひこ)さんは「性別や年代によって地域の役員を受ける動機が異なる」と説明。他にも「子育て層は子供と一緒に参加できれば活動しやすい」「参加しやすい雰囲気づくりやSNSの活用を希望する声が多い」など報告を行いました。
▽4つの地域の取り組み
第2部では、五箇地区、神野地区、湊地区、野間連合区の4地域が取り組みを報告。五箇地区は令和3年度から何度も話し合いを重ね、今年度は住民参加型の意見交換会を3回開催し、若者や女性など多様な人を巻き込む中で共感できる仲間が増えてきたと話しました。
神野地区と湊地区は若者グループの活性化について報告。神野地区は親子で野菜作りや収穫体験を行う「かぶと山キッズサークル」、湊地区は若者が中心となり縁日イベントなどを行う「ぎょそん戦隊」などの活動について発表しました。
野間連合区は、地域外の協力者との連携や地域版ふるさと納税の活用について報告。出身者を中心に地元に関わり貢献したいと思っている人は多いので、関われる仕組みが大切だと発表しました。
▽260人が集まり大盛況
第3部では厚生労働省の水野さんが持続可能な地域づくりについて参考になる全国の事例を紹介。京丹後の地域活動に役立ててほしいと話しました。
当日は、区の役員を中心に260人が参加し会場は満席。アンケートでは全体の90%以上の方が参考になったと回答。「各地域の取り組みを知ることができた」「若者や女性を巻き込む取り組みの参考になった」「新コミュを進めていきたい」などの声も聞かれ、地域づくりに向けた機運の高まりを感じる1日となりました。
問合せ:地域コミュニティ推進課
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