■京丹後市スポーツ協会・スポーツ体験教室を初開催 卓球体験、ラリー続き笑顔に
スポーツの楽しさを体験するスポーツ体験教室が3月2日、大宮社会体育館で開催されました。これは(一社)京丹後市スポーツ協会が、市民の皆さんに、少しでもスポーツに触れて興味をもってもらう目的で開催したもので、初開催の今回は卓球とモルックを実施しました。
卓球では、市卓球協会のサポートのもと、ラージボール卓球を実施。通常の卓球とは違い、ネットの高さが2センチ高く、球は一回り大きいサイズで初心者にも扱いやすく、経験の有無に関わらず笑顔で楽しみました。
モルックはフィンランド発祥の競技で、木製の「モルック」という20センチの棒を投げて「スキットル」という数字の書かれた棒を倒す競技。モルック初体験の参加者たちは、初めての競技に苦戦しながらも、楽しみながら個人戦や団体戦などを体験しました。競技に慣れてくると、参加者たちから笑みがこぼれていました。
体験教室後、参加者(60代・男性)は「寒い中でしたが楽しめました。卓球は難しかったです。モルックは初めてでしたが、またやりたいと思いました。次回は大勢でやりたいですね」と話していました。
▽モルックは気軽に楽しめる
1.モルッカーリを置き、そこから3~4m離れたところにスキットルを配置
2.順番にモルックを投げてスキットルを倒す
3.倒されたスキットルはその場で再び立てます。スキットルを倒し50点ちょうどになった競技者が勝利です
▽京丹後市スポーツ協会
(一社)京丹後市スポーツ協会は、楽しめる競技スポーツの振興、スポーツを通じた地域の活性化の取り組みを行っています。
■スキーで全国大会出場
第61回全国中学校スキー大会が2月6日から4日間、野沢温泉村スキー場(長野)などで開催され、本市から2人の選手が出場しました。
▽スラローム出場
松尾信三 Shinzou Matsuo(網野中・3年)
「失格となり成績は残せませんでしたが、全国大会で自分の持っているものを出せたと思います。ゴール直前で気が抜けて転倒してしまったのは残念です。高校進学後も競技を続けるので、これからも頑張りたいです」
▽ジャイアントスラローム出場
由良未珠季 Mizuki Yura(網野中・3年)
「〝滑りきる〟という目標で挑んだので転倒して失格となったのは悔しいです。次はインターハイなどの全国大会への出場を目指し頑張りたいです」
■皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝競争大会・京都府代表 京丹後市出身岩谷産業所属川村楓選手が結果を報告
2月28日、本市出身で岩谷産業陸上競技部所属の川村楓選手が市長を表敬訪問し、皇后盃第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会(以下「都道府県対抗女子駅伝」)で京都チームが2位だったこと、自身が最終区を走り区間賞だったことを報告。また、初のフルマラソン挑戦となった2月25日の大阪マラソンについても報告しました。
川村選手は、自身初となる都道府県対抗女子駅伝でアンカーを務め、7位から京都チームの最終順位を2位まで上げる快走で区間賞。大阪マラソンでは、雨が降り気温も低い厳しい条件下で5位、日本人女子では1位。初のフルマラソンで存在感のあるレースを展開しました。
川村選手の所属する岩谷産業の廣永瀬和(ひろせひさかず)監督は、アテネオリンピックマラソン金メダリストの野口みずき選手とともにメダルを目指した間柄。川村選手にも期待の目が向けられるが「マラソンでのオリンピック出場にはまだまだ力不足。夏はトラック競技、冬はマラソンに出て、いずれは何かの競技で日本代表になれるよう頑張りたい」と話していました。
▽Iwatani Track and Field Club KAEDE KAWAMURA
大宮中学校で陸上部に入部、卒業後は宮津高校、佛教大学の陸上部で経験を積み2020年に岩谷産業に入社
2023年11月26日クイーンズ駅伝in宮城:激戦区3区を走り区間5位。チームのベスト8入りに貢献
2023年12月17日山陽女子ロードレース大会(10km):日本人最上位の3位。記録は自己ベスト更新の32分22秒
1月14日第42回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会:アンカーで5人抜きの区間賞。京都2位に大きく貢献
2月25日大阪マラソン:初マラソンで日本人女子トップの5位。記録2時間25分44秒
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