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KYOTANGO SPORTS(2)

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京都府京丹後市

■スポーツ講演会・バレーボール教室講師に小牧勝則さん 反復練習、仲間との声掛け大切に
令和5年度スポーツ講演会が3月16日、アグリセンター大宮で開催されました。これは、京丹後市スポーツ協会が主催するもので、講師を務めたのは、峰山町出身で新日本製鉄バレーボール部で活躍し、元全日本メンバーでワールドカップ出場経験を持つ小牧勝則さん。
小牧さんは講演の中で「日本一のチームでも、小中学生のみなさんがやっているのと同じサーブ、レシーブ練習を繰り返し行う。どんな強いボールが来ても自分の得意な形でボールを受けられるように体に覚えさせる。3年間毎日やりました。特別な練習でなく基礎を反復することが大切」と自身の経験を踏まえ大切にしてほしいことを語りました。
講演会後は、大宮社会体育館でバレーボール教室が行われ、市内バレーボールチームに所属する小中学生約70人が参加。小牧さんと元全日本女子メンバーである牡丹佐綾さんの2人が講師となり、子ども達にアドバイスを行いました。時折、参加者たちを集め、実際にトスやレシーブの手本を見せながら丁寧に説明。また、プレー中は声を出して仲間同士の意思疎通をしっかり図るようにと、繰り返し声を上げていました。

■パリ・オリンピック高谷大地選手(自衛隊所属/網野町出身)兄弟で目指した五輪メダル獲得へ
3月19日、レスリングフリースタイル74kg級日本代表の高谷大地選手が中山市長を表敬訪問し、今年夏に開催されるパリ・オリンピックへ出場することを報告しました。
大地選手は、これまで全国大会で優勝を重ね、国際大会でも上位の成績を収めてきました。ただ、自身のオリンピック出場は叶わず、3大会連続出場を果たした兄・惣亮選手を日本代表チームのスタッフとして、献身的にサポートしてきました。念願のオリンピック出場を決めた大地選手には、兄弟で挑んだオリンピック経験があります。そして、74kg級に階級を上げてからの姿に、監督やコーチ、レスリング関係者からは金メダル獲得が期待されています。
3月20日には、網野レスリング後援会「丹心」による壮行会が行われ、大地選手はオリンピック出場について「パリの地で僕自身の限界に挑戦して、その過程で生まれる夢や希望、もしくは明日への活力、そういったものが生まれてほしいなと思います。メダルが一番ですが、良い土産話を持って帰ってきたいと思います。頑張ってきます!」と力強く抱負を語りました。

■野村克也メモリアル事業・講演「野村克也さんとの思い出」天敵・福本豊が野村克也を語る
野村克也講演会が3月23日、アミティ丹後で開催されました。これは、網野町出身の元プロ野球選手で、戦後初の三冠王、監督としてはリーグ優勝、日本一になるなど輝かしい結果を残し、後進の育成にも尽力した名誉市民である野村克也さんの功績を後世に伝えるため『野村克也さんを忘れない』人々の会と市、市教育委員会が共催したもの。講師を務めた元プロ野球選手の福本豊さんは「野村克也さんとの思い出」と題し「野球人・野村克也」を語りました。
福本さんは現役時代は阪急ブレーブスに所属、盗塁の球界記録を塗り替えるなど世界の盗塁王と称され、南海ホークス捕手の野村さんは、いわば天敵。そのことがよく分かる記録は、野村さんが福本さんに一番多く盗塁を許した捕手であり、一番多く刺した捕手でもあったこと。福本さんは講演の中で、野村さんは盗塁を阻止するため、投手のクイックモーションやけん制方法などを研究し、投手たちに練習を徹底させていたと話し、今日の盗塁阻止技術の礎を築いたと、その功績を称えました。来場者たちは、時に笑いを誘う福本さんの話を楽しみながら、野村克也さんを懐かしんでいました。

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