府立医科大北部キャンパス地域医学コースが開講
大学の博士課程が丹後に誕生地域課題と向き合う
■高齢化が進む府北部だからこそ課題に向きあうことで先進的な研究を世界に発信していける
丹後地域の中核病院である京都府立医科大学附属北部医療センターに、同大学の大学院医学研究科博士課程「北部キャンパス地域医学コース」が開設し4月13日、同センターにて開講式が行われました。
このコースは、府立医科大学北部キャンパスを拠点として、同センターを含む中丹以北の病院に常勤する医師たちが働きながら実践的に公衆衛生や保健医療政策、地域医療などの地域課題を研究し、キャリアアップしていくというもの。今年度、博士号を目指し、本市の市立病院医師を含む5人が入学しました。
府立医科大学は、北部キャンパスの設置により医師・医学者としてキャリア形成ができる地域という意味で「地域の魅力化」を図るとしており、丹後地域での教育研究環境の充実や医師不足解消が期待されるとしています。
この日、新入生代表として稲葉哲士(いなばさとし)さんが「高齢化の進む当地域だからこそ、現場で直面する課題に真摯に向き合うことで、先進的な研究を世界に向けて発信していけると確信しています」とあいさつしました。
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