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PICK(ピック)UP(アップ)市内2カ所に完成した壁画アートを紹介

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京都府京丹後市

■Wall Painting in Kyotango
建物の外壁など壁をキャンパスに絵画を描く壁画アート。この春、京丹後市内に2人のアーティストの作品が完成。街の景観を彩るアート作品をご紹介します。

▽hitch
京丹後の玄関口、大宮町の大宮織物ホール南側の外壁に1人の女性が描かれた壁画アート。大阪を拠点に、これまで15年間にわたり国内外でライブペインティングや壁画制作を行うアーティストhitch(ヒッチ)さんの作品で、クラウドファンディングを活用して、日本やアジア、ヨーロッパなどにも伝わる「羽衣伝説」をテーマに、実際に伝説が残る土地で、その土地ならではの作品を描く「HAGOROMO MURALS」というプロジェクトの一枚。
ここ丹後は、現在にいたっても天女を題材にしたモニュメントや看板が多く残る町。昔はじまった天女伝説が令和になった今でも町に残っていると感じたhitchさんは、天女を現代的な見た目にすることで「羽衣伝説の物語が現代まで繋がっている」丹後ならではの羽衣天女を表現した。

▽210 art works
丹後緑風高校久美浜学舎の体育館の外壁に描かれた鮮やかな花柄の壁画アート。制作したのは久美浜高校(現丹後緑風高)の卒業生で、久美浜町在住のアーティスト210(ツーテン)art worksの小國克弥さん。母校に作品を残したいという小國さんの想いから、昨年9月にプロジェクトが立ち上がり、学校や久美浜高校同窓会の皆さん、地域の皆さんと協力し、今年4月に完成した作品。コンセプトは「あなたの中にある種」。小國さんが高校時代に聴いていたTHE BLUE HEARTSの情熱の薔薇の歌詞「答えはきっと奥の方心のずっと奥の方」から着想を得たもので、上にいくにつれて開花していく薔薇の様を描き、「人の才能や良さは、心の底にあって、自分にも気付けていないようなこともあるはず。この学校で先生や友達と、自分の中の才能や良さを見つけてほしい」と学生たちへ向けたメッセージが込められている。

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