TANGO(タンゴ)OPEN(オープン)CENTER(センター)が開設
丹後織物振興の拠点に~丹後織物の新たな挑戦~
■ポイント!精練加工場とショップを展開。″ここに来れば丹後ちりめんが分かる″施設を目指して
丹後織物工業組合は、中央加工場(大宮町)の精練加工の工程を一般公開し、丹後織物製品などを販売するショップと、事業者同士の商談機能を併設した「TANGO OPEN CENTER」を開設。6月24日に新たに改装された施設内でオープニングセレモニーが行われました。また、染色や精練体験など丹後ちりめんの面白さに触れることのできるワークショップも開設され、丹後地域の新たな産業観光の拠点として、丹後域外からの観光客にも楽しんでもらえる施設になっています。(※加工場見学、ワークショップは要予約)
同組合の田茂井理事長は、「丹後に来て、丹後ちりめんを見たい、知りたいときはどこに行けばいいのかという方に対応できる施設になれば」と話しました。
■丹後の商業・観光業のハブの役割を担いたい
丹後織物工業組合 田茂井勇人(たもいはやと)理事長
織物の一大産地である丹後がどうなるかで、着物文化に大きな影響が出ると考えています。この施設を今後、カフェや広場、ミュージアムなどを備えた「タンゴオープンヴィレッジ」にしていく構想もありますが、まずはこのオープンセンターを成功させ、「稼げる組合」として丹後の織物産地をけん引していきたい。そのためにも、この施設は丹後の商業・観光業のハブとして、ショップの商品をもとに事業者同士のマッチングを行ったり、高速道路インターから近い利点を生かして、ここを訪れた観光客に丹後の観光スポットや飲食店、旅館などの事業者さんを紹介して、相互発信していく仕組みを作っていきたいです。
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