文字サイズ
自治体の皆さまへ

地域コミュニティ推進課のメンバーが取材 新コミュのススメNo.14 丹後町TAIZA

29/46

京都府京丹後市

地域コミュニティ推進課のメンバーが取材「新しい地域づくり」のキーマンから思いを聞く
New Community Examples

■地域の伝統行事に新しいを加える―間人区の取り組み―
海へと続く坂道と3つの漁港を持つ風情ある美しい港町。間人区は、市内でも特徴的な地域の1つです。区長を務める蒲田幸造(かばたこうぞう)さんは、間人生まれの間人育ち。地域の情報なら何でも知っているといえるほどの幅広いネットワークを持っています。蒲田区長は、地域の人たちと顔を合わせての対話を大切にしていて、人が集まれば何も喋らずに帰る人はいないほど、全員の思いを聞くようにしているそうです。そんな蒲田さんは、地域の将来に不安を感じているそうで、「間人の歴史や昔の賑わいを思うと、今の姿は少し寂しいね」と話します。そこで今〝たくさんの人が集まり、楽しみが共有でき、笑顔が満ちあふれる活気ある間人を再び〟と、新たな地域づくりに取り組んでいます。
その間人に、地域の関係人口の拡大をミッションとして、昨年12月に着任した地域おこし協力隊の中里佳史(なかざとよしふみ)さん。競争の激しい大阪での営業経験で培ったフットワークの軽さと豊富なアイデアを武器に、間人の地域行事ではスピード感を持って進めていきます。蒲田区長と中里さん。出身も、してきた仕事も全く違う2人が協力し、地域の活気を取り戻そうとしています。

▽間人みなと祭に咲く花火
豊漁と地域の繁栄を願って…
この先も守っていきたい間人の風物詩

▽伝統行事を盛り上げる
区が中心となった実行委員会が7月に開催した〝間人みなと祭〟は、昭和25年から続く伝統行事の1つ。実行委員の中里さんは「伝統的なお祭をより面白くしたい」と、告知チラシのリニューアルから阪急百貨店デパ地下のスイーツ移動販売、さらには、日本のお祭ではあまり見ないピザ屋の出店を実現。しかもピザは中里さん本人が調理するという荒業!元料理人でもある中里さんが、焼きたてのピザを振る舞い、祭を盛り上げました。
そのピザ屋の出店を祭の3週間前に決め、そこから材料の調達や試作、販売スタッフの確保など、手際よく進める中里さん。そして、祭で不備なく行えるように現場や関係者と調整を行う蒲田区長。伝統の地域行事にも、間人ではどんどん新しいことが盛り込まれていきます。その裏には、アイデアを形にする2人のスピード感と、丁寧な調整がありました。

問合せ:地域コミュニティ推進課
【電話】0772-69-1050

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU