■世界を魅了する歌声 ソプラノ歌手田中彩子さんデビュー10周年記念のリサイタル
12月8日に丹後文化会館で開催された「田中彩子デビュー10周年記念リサイタル」。舞鶴市出身で国内外で活動を続けるソプラノ歌手の田中彩子さんのデビュー10周年と本市市制20周年を記念して開催され、モーツァルトの「夜の女王のアリア」などオペラの名曲を披露。田中さんは「京丹後は小さいときから遊びに来ていました。大人になって『モノオペラガラシャ』の公演で訪れて以降、第2の故郷のように感じるまち。こうやって戻って来られたことをとても嬉しく感じています」と話しました。公演では、丹後ちりめんのドレスに身を包み、透きとおるような歌声に客席からはスタンディングオベーションで大きな拍手が送られました。
▽ソプラノ歌手 田中彩子
現在はオーストリアのウィーンを拠点に活動。日本でも演奏活動はもちろん、メディア出演など幅広く活躍されている
問合せ:丹後文化会館
【電話】0772-62-5200
■旬の農産物を食べて健康に 地元生産者から学ぶ食育授業まるごと京丹後食育の日
11月19日、京丹後の子どもたちに地元の新鮮で安全安心な食材を使った給食を食べてもらい、心身ともに健康な発育を促すことを目的としている「まるごと京丹後食育の日」が市内全小中学校で実施されました。この日の献立は「古代米寿司(特別栽培米)・いちがお牛のすき焼き風煮・ほうれん草とキャベツのごま和え・梨・牛乳」。地元の生産者が育てたお米や野菜、果物、また市内で生産されたいちがお畜産の牛肉を使ったメニューが提供されました。
また、一部の小中学校ではこの取り組みに合わせて、実際に生産者の皆さんが学校を訪れ、農産物に対する熱意や子どもたちへの思いなどを話し、一緒に給食を食べる「交流給食」が行われました。
▽旬の農産物を食べて健康に
市内の食材に親しみや誇りを持ち、郷土愛につながる取り組みになることを目指し、平成22年から行われている
問合せ:農業振興課
【電話】0772-69-0410
■丹後震災記念館耐震化・利活用検討プロジェクト 丹後震災100年に向けて
昭和2年3月7日に発生し、丹後半島に甚大な被害を及ぼした北丹後地震(丹後震災)。令和9年3月にはその震災から100年を迎えます。震災の記憶を後世に継承し、防災に強いまちづくりを進めることはとても大切なことです。丹後震災記念館は、丹後震災を後世に伝えるシンボルとして、震災から2年後に峰山町に建設されました。地震後の耐震性を考えた鉄筋コンクリート造の貴重な建物ですが、建築から95年という長い年月が経つ中で老朽化が進み、現在は内部が利用できなくなっています。
震災から100年が近づく今、丹後震災を再認識し、その記憶を後世に継承すべく、市は丹後震災記念館の耐震化や今後のあり方を考える事業をスタート。「丹後震災記念館耐震化・利活用検討委員会」を立ち上げ、パブリックミーティングで市民の声を聞き、耐震化や利活用の方向性を検討しています。京丹後の防災を一緒に考え、まち全体の防災意識を高めていきましょう。
問合せ:文化財保存活用課
【電話】0772-69-0640
<この記事についてアンケートにご協力ください。>