2025Vol.1U・Iターンインタビュー 京丹後の素敵な人みーつけた!

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■大切なのは、『できなさそう』に挑戦すること―
吉野有香(よしのゆか)さん
※「吉野」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
京都府北部を拠点に活動する女子サッカーチーム「KYOTO TANGO QUEENS」。その運営会社「株式会社ゆかサル」の社長を務めるのは、3年前に京丹後へ移住してきた愛知県出身の吉野有香さんです。
「私自身も24歳まで現役を続けました。引退した後も“何かサッカーで自分に出来ることはないか“と考えていました。そんな時期に、私と夫、取締役の平林と3人で、よくサッカーを観に行ったりしていて。“自分たちでもチームをつくりたい!“と思うようになり、平林の地元である京丹後で会社を立ち上げ、チームをつくりました」チームを設立して4年。中学生から社会人、スタッフも含め、メンバーは40人を超えました。
「サッカーを諦めかけている女の子たちにとって、このチームが続けるきっかけになれば。華やかな感じに見られがちですが、実際、金銭的に潤っているわけじゃないです。これはうちのチーム、また女子サッカー全体で見ても同じことが言えます。そんなリアルも含めて、チームを発信するのも私の役目だと思っています」と話す吉野さん。SNSなどを通じて集まったスポンサーは、現在、40社を超えます。
「今の目標は“2030年までにスタジアムをつくる“ことです。地元に根付き、チームの子たちや地域の子どもたちも使えるスタジアム。無理だと思われるかもしれませんが、大切なのは“できなさそうなことに挑戦すること“その姿勢が、子どもたちが夢や希望を持つことに繋がれば。地元スポンサーさんにこの話をしたら、案外、皆さん楽しそうに聞いてくれるんですよ」と嬉しそうに話してくれました。