私たちの住むまちの歴史・民俗を不定期で紹介します。
■No.8 鳥羽・伏見の戦いと月読神社
慶応4年(1868年)1月3日、薩摩・長州軍と旧幕府軍が鳥羽と伏見で衝突しました。4日には官軍(※)となった薩摩・長州軍に諸藩が合流し、旧幕府軍は淀方面に撤退しました。6日には橋本の戦いが起こり、隣接する石清水八幡宮も戦場となる恐れがあったため、祭神と神職は古くから交流があった大住村(現 本市大住地域)の月読神社に避難してきました。避難中は薩摩・長州・因幡軍が警護し、大住村の人々も宿を提供するなど協力を惜しまなかったといわれています。旧幕府軍の敗走に伴い、8日には祭神と神職は石清水八幡宮に戻ったと記録に残されています。
(※)天皇・朝廷に属する軍
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