さまざまな分野における男女共同参画を推進するため、性別にとらわれず個性を発揮し、活躍している市民を紹介します。
■田中正和さん(57)(市社会教育委員会委員長・市青少年問題連絡協議会会長)
〔誰かのために自分ができることをする〕
余暇は家族とカフェで過ごしたりドライブを楽しんだりして、気持ちをリフレッシュしています。
◇これまでの活動内容は
外資系半導体メーカーで働く傍ら、社会教育委員活動をはじめ、熊本震災復興プロジェクト・西日本豪雨ボランティア・発展途上国支援・PTA活動・NPO支援など、さまざまな活動に携わってきました。
◇活動の中でうれしかったことは
電気のない発展途上国に、太陽光蓄電を利用したソーラーランタンの明かりを届けるというプロジェクトに参加した時、現地の子どもたちがとても喜んで、大勢が寄ってきてくれました。帰りの車にもいつまでも手を振り見送ってくれて、非常にうれしかったです。
災害復興支援など、現地に着くまでは自分に何ができるか不安を感じることがありますが、行ってみるとやれることはいくらでもありました。困っている人の役に立ち喜んでもらえた時には、人として生きているということを強く実感します。
◇活動の中で大変だったことは
平成28年熊本地震の対応を話し合う約250件の会議の議事録をプロジェクトメンバーで分析し、衛生・高齢者・避難所など、さまざまな観点で分類を行いました。そして、課題の種類、発生時期・場所などの情報を、誰もが簡単に探し出せるようにデータベース化しました。膨大な数で大変でしたが、後に発生した九州北部豪雨や西日本豪雨で役立てられたと知り、やり切って良かったと思いました。
◇今後の目標は
優先順位を付けて自分の時間をつくり、興味があることを学んでいきたいです。また、誰もが学びを通じて生きがいを見いだし、仲間を増やして、互いに刺激し合うような環境を、もっと充実させていきたいです。そのために1つでも2つでも、できることからやっていこうと思っています。
「何か自分が力になれることがあれば」という思いが活動の原動力となっているという田中さん。人のために行動する姿に、頭が下がる思いでした。
問合せ先:人権啓発推進課
【電話】64-1336
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