《実録》ちょっと待った!その契約 消費生活相談の現場より

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■サブスクの請求トラブルにご用心!
サブスクリプション(サブスク)とは、決まった金額を、毎月や毎年など定期的に支払うことで、製品やサービスを利用できるものです。映画やドラマなどの動画・音楽・漫画などの電子書籍の分野で利用する人が増えていますが、解約ができておらず、思わぬ請求があったという相談が寄せられています。

◇事例(1)
海外ドラマを観るために動画配信サービスの「無料お試し」を申し込んだ。無料期間だけ観ており、その後利用することもなかったので、無料期間だけで終わったと思っていた。半年後、通帳を見たらクレジットカードで毎月1,000円の引き落としがあり、契約が継続していたことが分かった。観ていなかったので返金してほしい。

◇事例(2)
パソコンの使い方についてインターネットの質問サイトを利用し、利用料500円をクレジットカードで支払った。最近になってカード会社からの請求書を確認したところ、毎月5,000円の請求があった。最初の月の利用料は納得しているが、翌月からの利用料は返金してほしい。

◇アドバイス
・サブスクの多くは「お試し」を申し込む際にクレジットカードの登録が必要です。お試し期間内に解約しなければ、自動的に定額サービスに移行し、利用していなくても料金が発生します。
・申し込む前に、事業者のホームページなどで契約の条件・解約方法を確認しましょう。
・無料期間がある場合は、無料の条件や無料期間の終了日などの確認が重要です。
・解約は事業者の定める方法で手続きを行う必要があります。申し込み時に登録したID・パスワードなどが必要な場合があるので忘れないようにしましょう。
・利用していないサブスクの請求にすぐに気が付くように、クレジットカードの利用明細は毎月確認しましょう。

相談・問合せ先：消費生活センター(産業振興課内)
【電話】63-1240(平日午前9時～午後4時。正午～午後1時を除く)