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《特集》生きる力を培う幼児教育の魅力~市立幼稚園・こども園の取り組み~(1)

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京都府京田辺市

市立幼稚園では、「生きる力」の基礎を培う幼児教育を大切に行っています。そのうち大住幼稚園は今春、園舎を建て替え、市立初の幼保連携型認定こども園として開園しました。今号では、各園で取り組んでいる幼児教育の魅力を紹介します。

■市立幼稚園の歩み
本市の市立幼稚園の歴史は明治時代までさかのぼります。明治36年に草内幼稚園が小学校に付設され、大正2年まで幼児教育が行われていました。その後、昭和46年に、単独の幼稚園として初めて田辺幼稚園が開園しました。人口の増加に伴い、翌年には田辺東幼稚園、昭和48年には草内幼稚園・大住幼稚園がそれぞれ開園しました。その後も、三山木幼稚園・松井ケ丘幼稚園・薪幼稚園と園の数を増やし、平成12年には普賢寺幼稚園が開園しました。また、今年4月には、大住幼稚園が市立初となる幼保連携型認定こども園(大住こども園)となりました。
同規模のまちで市立幼稚園・こども園が8園もあるのは珍しく、また、各地域にバランスよく配置されています。

■平成7年度から3歳児保育を本格導入
市立幼稚園では、京都教育大学付属幼稚園(京都市伏見区)などの取り組みを参考に、山城地域の先陣を切って平成7年度から、3歳児保育を全園で実施しています。また、平成17年度からは預かり保育を全園で実施し、共働き世帯が増える保護者のニーズにも対応した取り組みを行っています。

■すべての園が小学校に隣接
市立幼稚園の大きな特徴の1つは、小学校に隣接していることです。幼児期から小学生の姿を間近に感じることで、自身の目標としたり、小学生とのさまざまな交流を通じて、貴重な学びや経験を得たりしています。また、小学校の存在が身近なことで、スムーズな就学につなげています。

■市立幼稚園の今後
市立幼稚園・保育所再編整備計画により、令和7年度に田辺東幼稚園と草内幼稚園をそれぞれ幼保連携型認定こども園へ移行させるほか、令和8年度に田辺幼稚園の休園を予定しています。
市立幼稚園のかたちは変わっても、本市の幼児教育の基本理念は今後も引き継いでいきます。

■〔魅力1〕遊びを通した教育
各園では、幼児期の発達の過程を踏まえて、「遊び」を通した教育を行っています。自発的な活動である「遊び」を通して、達成感・自信・興味・意欲・忍耐力・人と関わる力など、生きていく上で必要な力を身に付けています。

◇健康な心と体
元気いっぱい遊び、健やかな心と体を育てるほか、基本的な生活習慣を身に付けます。

◇豊かな感性・表現力
考えたことや感じたことを表現する豊かな感性・創造性を育てます。

◇自立心・人と関わる力
自分で考えて行動できる力や、人と関わり支え合って生活するための力を育みます。

◇身近なことに進んで関わる力
好奇心をもって考えたり、工夫したりする力を育みます。

◇話す力・聞く力
自分の思いを言葉で表現するとともに、相手の話に耳を傾けようとする意欲を育てます。

■〔ほっこりニュース〕草内幼稚園創立50周年記念 風船が静岡まで届く
昨年11月、開園50周年を迎えた草内幼稚園で記念式典とバルーンリリースを行いました。メッセージを取り付けた風船は、遠く静岡県まで飛んでいき、手にした人々から手紙などが幼稚園に届けられました。感動した園児らは、お礼の手紙を送るなど、風船がつないだ絆を大切に交流を深めました。

◇静岡県の皆さんから届きました
手紙やかわいらしい絵、富士山の写真のほか、静岡県立の高等学校からは園児に向けたメッセージ動画が届けられました。

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