さまざまな分野における男女共同参画を推進するため、性別にとらわれず個性を発揮し、活躍している市民をシリーズで紹介します。
■Felixia(フェリクシア)(株) 代表取締役 上浦有賀さん
〔諦めずに自分の可能性を信じて〕
趣味はバレエや演劇鑑賞、寺院巡り
◇事業の内容を教えてください
ウェブ広告の代理店を経営しており、事業者のホームページ制作や、SNS集客などのウェブマーケティングを支援しています。中でも、女性をターゲットにしたものを得意としています。
◇起業のきっかけを教えてください
大学卒業後、東京都内の外資系IT企業で営業をしていましたが、出産後に足が悪くなり松葉杖生活となったため、退職を余儀なくされました。その後、在宅ワークとして始めたブログを書く仕事が軌道に乗り、1年後に法人化しました。現在は10人弱のスタッフを抱え、全員がテレワークで全国の顧客を相手に仕事をしています。
◇経営して大変だったこと、良かったことは?
最初の数年は順調でしたが4期目に売上げが下がり、会社の危機を迎えました。しかし、そんな局面であっても「ピンチはチャンス!」と考え、新しい事業に挑戦した結果、業績を回復することに成功しました。良かった点は、自宅で自分のペースで仕事ができる点です。こどもの下校時間に合わせるなど、家庭と仕事を両立させています。
◇家族の反応はどうですか?
夫は最初から協力的で、公私ともに手伝ってくれます。私の足が悪いため、家事や育児を主体的に行ってくれるので感謝しています。こどもも触発されているのか、将来何かに挑戦したいと話しています。
◇日ごろ心掛けていることは?
自宅で働いているため、オンとオフのメリハリを大切にしています。無理をしなくても効率よく働くことで成果が得られることを経験から学んだので、短時間で集中して仕事をこなし、プライベートではゆっくり休む時間を確保するようにしています。
◇今後の抱負は?
京田辺にご縁があったので、地域の人々に貢献したいという気持ちがあります。やりたいと思ったらインターネットで調べてすぐに行動できる時代なので、出産や育児など人生のターニングポイントが多い女性には諦めないことの大切さを伝えていきたいです。
病気や経営難などの困難を乗り越え、家族と協力しながら自分の夢を実現した上浦さん。その前向きな考え方が成功の秘けつではないでしょうか。
問合せ先:人権啓発推進課
【電話】64-1336
市ホームページではさらに詳しく紹介しています。
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