私が東海道新幹線に初めて乗ったのは、小学生のときでした。窓から見える景色が流れるように移っていくことに息をのみ、心躍る気持ちになったことを昨日のことのように覚えています。今でも車窓から富士山がきれいに見えたときや、新型車両に乗車するときにはやはり気分が高揚します。その東海道新幹線が今年、開業60周年を迎えます。開業当初からの新幹線車両の変遷を見ると、丸みを帯びた初期の0系からシャープな印象の100系、300系となり、宇宙船のようなデザインの500系、カモノハシともいわれた700系へと移り変わりました。私は500系のデザインが好きで、昨年、新大阪駅に停車しているこの車両を見て、1人でニコニコしていました。この車両は現在でも山陽新幹線で活躍しています。
3月16日、北陸新幹線が石川県金沢駅から福井県敦賀駅まで延伸して開業します。先日、試乗会に参加させてもらいましたが、普段は北陸新幹線をあまり見る機会がないので、ワクワクしました。
能登半島地震からの復旧復興に向けて、この開業が北陸地方の皆さんにとって力になればと願っています。私たちも継続した復旧復興支援に取り組んでまいります。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>