■受動喫煙とは
たばこの煙には、たばこを吸っている人がフィルターから直接吸い込む「主流煙」と、たばこの先から周囲に広がる「副流煙」があります。自分の意思とは関係なく副流煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。
主流煙・副流煙には有害物質が含まれます。このため、喫煙している人だけでなく、たばこを吸わない人にも健康被害が及びます。
■副流煙の方が高い有毒性
燃焼の状況などが異なる主流煙と副流煙では、含まれる有害物質の成分や量に違いがあります。喫煙者が吸い込む主流煙よりも、周囲の人が吸わされる副流煙の方が何倍もの有害物質を含んでいます。
◇家庭では
例えば、夫がたばこを吸っている場合、妻は吸っていなくても肺がんで亡くなるリスクが高いことが、研究から明らかになっています。また、親がたばこを吸う家庭では、子どもが肺炎や気管支炎などにかかりやすいことが分かっています。
◇職場では
たばこの煙で汚染された職場に長期間いると、自分が吸わなくても、呼吸機能が低下することが報告されています。
◇ペットも
たばこの副流煙は、人だけでなく一緒に暮らす犬や猫の健康にも悪影響を与える可能性が指摘されています。
■歩きたばこはやめましょう
歩きたばこは、周囲の人の受動喫煙の原因になるほか、たばこを手に持つ高さは小さな子どもの顔の高さでもあり、大きな事故につながる恐れがあります。なお、市内すべての駅周辺は「受動喫煙防止啓発区域」に指定されています。駅周辺でたばこを吸うのはやめましょう。
また、たばこのポイ捨てはまちの美観を損ねるだけでなく、その姿や捨てられた吸い殻を見た人の気持ちも損ねます。
誰もが気持ち良く過ごせるよう、配慮をお願いします。
問合せ先:健康推進課
【電話】64-1335
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