《実録》ちょっと待った!その契約 消費生活相談の現場より

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■電話勧誘にご用心!
自宅の固定電話には、トラブルの原因となるさまざまな電話がかかってきます。

◇事例(1)　ATMへ誘導する電話は還付金詐欺
「市役所の□□です。医療費の還付金がありますが、手続きがまだ済んでいません。本日中であれば間に合うので、近くのATMで手続きをしてください」と電話があった。
→指示通りにATMを操作すると、自分の口座から相手にお金を振り込むことになります。

◇事例(2)「何でも買い取る」の目的は貴金属
「不要になった着物や食器はありませんか?何でも買い取ります」と電話があったので、家に来てもらった。着物を見せると「使わなくなったアクセサリーはないですか?」としつこく聞かれ、18金の指輪や宝石の付いたネックレスを売ってしまった。よく考えると思い出のあるものなので返品してほしい。
→「何でも買い取る」と電話があっても、業者の目的は宝石など貴金属の買い取りです。この事例ではクーリングオフができます。

◇事例(3)　しつこい勧誘電話は法律違反
「お得な電気料金のプランがある。何人家族ですか?今はどの会社と契約していますか?」と電話があり、「今のままでいいので必要ない」と電話を切っても、何度も電話がかかってくる。
→はっきり断っているのに業者が再度勧誘の電話をすることは、特定商取引法で禁止されています。しつこい業者には、「興味ありません」「勧誘はお断りします」と伝え、電話を切りましょう。業者名・連絡先(着信履歴などで)が確認できれば、消費生活センターから伝えることもできます。

◇被害防止のポイント
留守番電話・防犯機能が付いた電話を活用して、知らない人からの電話には出ないようにしましょう。

■防犯機能付き電話機など購入費を補助
振り込め詐欺などの特殊詐欺の電話は、高齢者を狙ったものが多く、主に固定電話にかかってきます。被害を未然に防ぐには、迷惑電話防止機能付き電話機などが有効です。市は同電話機などの購入費用を補助していますので、この機会に利用してください。
対象者：次のすべてに該当する人
・市内に在住し、住民登録がある
・申請時に65歳以上
・同一世帯の人を含めて市税を滞納していない
対象機器：4月1日以降に市内店舗で直接購入した次のいずれかの機器
・自動応答録音装置などを備えた特殊詐欺への対策機能がある電話機
・固定電話機に接続する補助機
補助額：購入費用の2分の1(上限5,000円)
申請方法など、詳しくは問い合わせてください。予算がなくなり次第終了します。

相談・申請・問合せ先：消費生活センター(産業振興課内)
【電話】63-1240(相談に関すること)
【電話】64-1319(電話機購入費補助に関すること)
平日午前9時～正午・午後1時～4時