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きょう田辺、あしたも京田辺。上村崇 市長コラム No.32

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京都府京田辺市

「夏も近づく八十八夜…」と歌われるように、新茶の出回る季節となりました。八十八夜は立春から数えて88日目に当たる日のことで、今年は5月1日です。俳句では、新茶は初夏の季語となっています。今年は桜の開花が平年よりも少し遅かったこともあり、春があっという間に過ぎた気がします。
本市では平成21年から、転入された方に京田辺産玉露と茶器のセットを記念品として贈呈しています。先月には、記念となる贈呈8,000世帯目に転入されたご家族へ私から記念品をお渡しするとともに、玉露を淹れておもてなしさせていただきました。最近は急須がないご家庭も増えてきているとお聞きしますが、ぜひこの茶器を使ってほっと一休みしていただければとお話ししました。八十八夜の頃に摘まれた新茶は、飲めば無病息災で一年間過ごせると昔から珍重されています。本市の玉露は今年も大変難しい気候の中、茶農家さんの努力もあり良い品質のものができたと聞きました。皆さんもぜひ味わってみてください。これから夏に向かって、市特産の京都田辺茄子をはじめ、夏野菜の出荷が始まります。新茶の味とともに、旬の農産物を楽しみたいと思います。

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