アメリカの文化と生活 ザ・U.S.A

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ハロー!CIR(国際交流員)のシャベズ・莉愛(りあ)(25)です。私の母国アメリカの文化・習慣について毎月連載しています。
『5月に友人を訪ねてオーストラリアに旅行してきました。ブリスベンやゴールドコーストのほか、地元で人気の穴場スポット「ヌーサビーチ」)を訪れました。自然がそのまま残った海岸で、ゆったりと穏やかな景色がとても美しかったです。』

■シリーズ(30)夏の食べ物
これから夏本番ですね。今号では、サマーシーズンにアメリカでよく食べられるグルメなどを、日本との違いを交えながら紹介します。

◇バーベキュー
夏に友人や家族が集まってバーベキューすることが恒例です。庭で大型のグリルを使って、ハンバーガーやホットドッグを焼いたり、焼きトウモロコシにバターを付けたりして楽しみます。サイドメニューのポテトサラダは、日本と異なり、ゆでたジャガイモを潰さずみじん切りにして作ります。
また、地域ごとに独自のバーベキューのスタイルがあり、どのスタイルが一番優れているかを巡って論争することがあります。例えば、テキサス州では、メインの牛肉を木材でゆっくりと焼き上げたり、ミズーリ州のカンザス市では、豚肉を使い、甘酸っぱいトマトソースをかけたりするなど、地域で食べ方が違います。

◇レモネード
アメリカのレモネードは日本のものより強い甘酸っぱさがあります。さまざまな味があり、ストロベリーやラベンダー、ミント味が人気です。スーパーマーケットで買ったり、市販の素から家で作ったりできますが、私は実家で生レモンを搾って作るものが一番好きです。アメリカでは職業体験として、こどもがレモネードを作って屋台で販売する文化があり、夏の風物詩となっています。また、夏祭りではレモネードに似た爽やかな味わいが特徴の「レモンシェイクアップ」という飲み物も人気で、丸ごとのレモンと砂糖、水、氷をシェイカーで混ぜて作ります。

◇スイカ
夏の果物の定番といえば、日本と同じでスイカです。アメリカのスイカは日本の物より大きいのですが、約5ドル(約750円)と安く買うことができます。三角や角切りにして、ピクニックやバーベキューの時によく食べます。

◇アイス・かき氷
ソフトクリームよりもアイスクリームが人気です。屋外席しかない小さなアイスクリーム専門店に多くの人が足を運びます。アイスにのせるトッピングの種類は豊富で、ホットファッジ(濃厚なチョコレートソース)、キャラメルソース、スプリンクル(カラフルな小さな砂糖菓子)などの定番から、私のお気に入りのクッキー生地、ナッツ、酸っぱいグミなどのユニークなものまでさまざまです。
また、アメリカのかき氷は粗めの食感が特徴です。さまざまな味のシロップを掛けますが、日本で定番の練乳を掛ける習慣はありません。私は、日本のかき氷のふわふわした食感が好みです。

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