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《特集2》乗って守ろう!公共交通~路線バスをなくさないために、私たちができること~(1)

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京都府京田辺市

私たちの生活に欠かせない公共交通が、存続の危機に直面しています。
特に路線バスについては深刻な状況で、維持するために今、私たちができることを考えてみませんか。

■路線バスが今、大ピンチ!
路線バスは、運転士不足と利用者の減少により、一部の路線が廃止・減便になるなど、少しずつ生活に影響を及ぼしています。
「街中から路線バスが消える」
このままの状況が続けば、そんな日が訪れるのも決して絵空事ではありません。
昨年12月に市民約2千人を対象に行った公共交通に関するアンケートでは、路線バスを「必要」「将来的に必要」と回答した人は8割を超えました。一方で、利用頻度が「毎日」「週に数回」と回答した人は1割以下でした。路線バス維持のために私たちができることは、バスに乗ることです。この機会に日常の移動手段の1つに路線バスを取り入れてみませんか。

■公共交通の役割andメリット
バス・電車・タクシーなどの公共交通は、単なる移動手段ではなく、買い物や観光利用などを促すほか、外出機会を創出し、まちを活性化する役割を担っています。車と比較すると利便性は劣りますが、多くのメリットがあります。

◇維持費ゼロ
運賃の支払いのみで経済的

◇交通事故のリスク回避
プロドライバーの運転なので安心

◇環境に優しい
乗り合いのためエネルギー効率が良く地球環境に優しい

◇健康に良い
バス停まで(から)の徒歩移動や駅の階段の上り下りなどで運動量が増加

◇飲み会でも安心
お酒を伴う懇親会などでも安心

■あなたの不満、これで解消!
◇降車時に小銭を準備するのがわずらわしい。
ICカード(ICOCA・PiTaPaなど)が利用できるので、スムーズに乗り降りできます。

◇どのバスに乗ればいいのか分かりにくいし、定刻通りにやって来ない。
専用サイトを利用すれば、目的地へ向かうバスを調べられるほか、バスの現在地を地図上でリアルタイムに見ることができます。

■子育て中のパパ・ママも快適に!
ベビーカー・車いすの利用者も安心して乗ることができます。
・こどもを座らせたままベビーカーで乗降できます。
※スロープは運転手が設置します。
・座席を収納することで、こどもが座ったベビーカーと一緒に乗れます。
・車より高い窓からは景色がよく見え、こどもは大喜び♪

■路線バス維持に向けた市のアクション
市は、路線バス維持のため、さまざまな取り組みを展開しています。一部を紹介します。

◇バス会社に負担金交付
市民生活への影響が大きい4つの路線については、市が年間総額約6,500万円の負担金をバス事業者に支払っています。

◇交通系ICカードにポイント付与
バスに乗るきっかけづくりのため、交通系ICカードにポイントを付与する事業を行い、令和5年度には約4,200人の申請がありました。

◇路線バス無料の日
普段利用したことがない人にもバスの便利さを体感してもらうため、会場へのアクセスとして需用が高まる「たなフェス」などのイベントに合わせて、市内全域で3日間の無料運行を実施。約25,000人が乗車しました。

◇自動運転の実証実験
昨年度から市内で自動運転の実証実験に向けた取り組みを進めています。今年2月には、自動運転車両の乗り心地や安心感を市民に実感してもらう試乗会を開きました。

◇バス停のベンチ・屋根を設置
利用者の快適性向上のため、バス停のベンチや屋根を設置・管理しています。

◇バス試乗体験
バスに親しんでもらおうと、「たなフェス」で乗車・運転士体験会を開きました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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