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自治体の皆さまへ

いざという時のために 今日から始める防災対策

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京都府京都市

ここでは、いつ災害が起きても自分や家族を守れるように、今日からできる地震と水害・土砂災害などへの備えを紹介します。1面のビンゴが全て埋まった方もそうでなかった方も、この機会に災害への備えを見直してみませんか。

▽地震と水害・土砂災害への備えには共通しているものもあります。まとめて対策しておきましょう。

■1面のビンゴの数で、あなたの防災意識をチェック!
[パーフェクト]素晴らしい!あなたの防災対策への意識はとても高いです。近所の方や友人にも教えてあげましょう!
[4~6列ビンゴ]あと少し!この記事を読んで、全てのマスを埋められるように備えを進めましょう。
[0~3列ビンゴ]今日からチャレンジ!この記事を読んで、できることから取り組んでみましょう。

◆6月1日~[り災証明書のオンライン申請を開始します]
台風や地震等の自然災害で被害を受けた家屋などの被害の程度を証明する「り災証明書」。この度、区役所・支所での窓口申請に加え、マイナンバーカードを使って「マイナポータル」からいつでも交付申請ができるようになります。
・申請時に必要なものなど、詳細はこちら ※二次元コードは本紙をご覧ください

【地震に備える】
◆地震が起きた時の市内の被害想定を知る
この3月、市ではこれまでの防災・減災対策の成果を反映し、地震の被害想定を見直しました。
市内で最も被害が大きくなると想定されたのが「花折断層地震」。「南海トラフ地震(国において揺れの被害が最大とされているケース)」と比べてみて、その被害の大きさを確認しましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください

●花折断層地震とは
滋賀県高島市~左京区に延びる断層で、地震の規模はマグニチュード7.5。一部地域では震度7になると予測されています。市では、花折断層地震を想定した対策に取り組んでいます。

◇花折断層地震の被害想定(最大値)
[建物被害]
全壊…10万棟
半壊…11万1000棟
[火災被害]
2万1000棟
[人的被害]
死者…4100人
負傷者…5万3000人
[ライフライン]
断水人口…90万8000人
停電…6万7000軒
ガス停止…64万3000戸
電話不通…8万2000回線

◇南海トラフ地震の被害想定(最大値)
[建物被害]
全壊…5000棟
半壊…3万8000棟
[火災被害]
300棟
[人的被害]
死者…100人
負傷者…7100人
[ライフライン]
断水人口…53万1000人
停電…2200軒
ガス停止…0戸
電話不通…2800回線

※京都市第4次地震被害想定(2023年3月)より抜粋

◆家具の転倒・落下を防止する
家具が転倒・落下すると、けがをしたり逃げ道をふさがれてしまうことも。家具の配置を工夫するなど対策をしましょう。

▽ポイント
寝ている時が一番無防備。どこから始めればいいか分からない方は、まずは寝室から対策を。
・寝具に倒れてこない方向に家具の向きを変える
・L型金具や突っ張り棒などを活用する

【災害全般に備える】
◆地域の危険性などを確認する
ハザードマップで、地域の危険性や避難する場所などを確認しよう!
ハザードマップとは、被害が想定される区域や指定避難所などが示されている地図のこと。地震や水害、土砂災害のマップがあります。
・区役所・支所で配布中。HPでも閲覧できます。
「市では、熱中症や寒さ対策のために、指定避難所などで、空調設備がある部屋の活用を進めています。」

○マイ・タイムラインを活用して事前に避難行動を整理し、スムーズな避難を!
マイ・タイムラインとは、災害に備えて自分自身が取るべき行動をあらかじめ決めておく防災行動計画のこと。

▽ポイント
マイ・タイムラインには水害・土砂災害用と地震用の2種類があります。家族や地域で相談しながら作成しておきましょう。

区役所・支所で配布中。HPからも作成できます。作り方を説明する動画もHPで公開中。

◆非常持ち出し品をリュックサックなどに用意する
○リュックサックなどに入れるもの
□調理不要の食料や水
□使い捨ての食器(紙コップや割りばしなど)
□懐中電灯(予備の電池を含む)
□携帯電話の充電器(乾電池式)
□衣類・下着等
□マスク     など
※避難所では、引き続きマスクの着用をお願いします。

○押し入れや物置にまとめておくもの
□3日分以上の食料や水

(大人1人、3日分の備蓄物資の例)
□水(9リットル)
□米(7食分)
□パン・カップ麺(1食分ずつ)
□肉・魚・豆等の缶詰
□カレー等のレトルト食品
□梅干しやのり等
□ビスケット等の菓子類  など

▽ポイント
妊産婦や乳幼児のいる家庭は、母子手帳やミルクなども持っていきましょう。妊産婦や乳幼児に必要な非常持ち出し品はHPを確認。

【水害・土砂災害に備える】
◆避難情報について知る
市では、河川の水位が高くなった時や土砂災害の危険が高まった時に、次の避難情報を発令します。避難情報が発令された場合には、あらかじめ決めておいた避難行動を!

○高齢者等避難
高齢者など避難に時間がかかる方とその支援者は避難を開始。

○避難指示
ただちに全員避難を開始。

◇避難情報の伝達方法
・緊急速報メール
・テレビ(データ放送)
・HP(市防災ポータルサイト)
など

◆避難行動を確認する
ハザードマップでは、自宅のある場所に色が塗られている? いいえ→避難不要
はい↓
災害の危険があるので、原則として自宅外に避難が必要 ※[例外有り]
はい↓
安全な場所に住んでいる親戚や知人はいる?
はい→親戚や知人宅に避難(日ごろから相談)
いいえ→指定緊急避難場所に避難

※[例外]
○浸水の危険があるとき、次の2つを満たす場合は、自宅に留まり安全を確保することも可能
・洪水により家屋が倒壊または崩壊してしまう恐れの大きい区域ではない
・居室が浸水する深さよりも高い場所にある
○土砂災害の危険があるとき、頑丈なマンションなどの上層階に住んでいる場合は、自宅に留まり安全を確保することも可能

地域の想定される浸水の深さによっては、自宅の2階などへの避難(垂直避難)の方が安全な場合も。高所階への避難も考えておきましょう。

「京都市防災ポータルサイト」には、今日紹介した情報以外にも、いろいろな防災情報を掲載しています。ぜひご活用ください!

問合せ:防災危機管理室
【電話】222-3210【FAX】212-6790

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

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